2020年3月20日金曜日

スマホ選びのこととセールについてとその考え方

 2020/3/25までのgoo Simsellerセールで登場した1円端末などをみると事前にスマホの性能とか格安SIMの仕様について必要な情報を知っていないと、いくら格安だからといっても後々後悔することもあるかと思います。ここでは、一般的な話としてスマホ選びで大切なことはなにかについてふれながら個人的な視点からまとめていきたいと思います。
 携帯電話として大切なことはいくつかありますが、国内で安心して利用するには着信拒否機能の有無が大切だと思っています。特にセールを受けやすい層では、着信機能は必須です。この着信拒否機能は海外メーカーのSIMフリー端末にはありません。キャリアに採用された機種にはあると思われますが、その他のものはキャリアとは関係が薄いのでキャリア端末とは機能面で違いがあります。
 キャリアのことがでてきたので話をしますとキャリアに採用された端末は、それぞれのキャリア回線接続試験をパスしたものになりますので市販されているスマホがこれに準じている保証はないですから安定した品質を確保したいということであれば、キャリアに端末を供給しているメーカー製から選べば一応は安心だと思えます。これもビジネスでは端末供給をキャリアから受けることが当然のことなので、一般ユーザーにはなかなか周知されていないことになります。
 格安スマホの品質について、そもそも海外メーカー製のSIMフリー端末は発展国向けのもので、国内のようなきめ細かい配慮がありません。数年前にSIMフリー格安スマホを屋外で使おうとしたら画面が自然光の反射でまったく見えないということがありました。同じ条件で国内メーカーの端末では見ることができます。このように海外メーカー製のSIMフリー端末は完成度が高くはないので、トラブルの発生要因が比較的あるほうだと言えます。巷では売り手側の広告メディアが宣伝文句を洗脳されてSIMフリー端末を根拠もなく信仰している人たちがいますが専門性のあるユーザーには訴求力はありませんので、ご注意いただけたらと思います。
 さて、具体的な端末性能についてですが音声通話やネットを利用した連絡ツールとしてして安定性としてバッテリー持ちが重要になってきます。数年前ですと、1日半約38時間ぐらいが標準的だと思いますが、2年ぐらい前の機種でもバッテリー容量が3000mAhクラスですと待受のみでしたら数日持つようです。それまでのバッテリー容量は2500mAh前後でしたが、省電力設計が進化したのか毎日のように充電しなくてもよくなっているようです。実際には充電状態が50%以上を維持するために毎日充電していると思いますが、昔ほどナーバスにならなくてもいいのは助かります。5000mAhクラスですと待受のみですと3日以上長くて5日はバッテリーが持ちます。使えばその分バッテリー残が減りますので、ハードに使っても1日は持つという利用感覚だと思います。ちなみに消費電力が大きいのはディスプレイのバックライトですので、明るさをギリギリまで下げるといくらかバッテリー持ちが良くなります。ディスプレイも最近のものは省電力設計なのですがディスプレイの画質にも影響してくるところですので
ミドルレンジ以下の格安スマホでは品質の低いものを採用している場合がほとんどなので画質にこだわるユーザーには向きません。
 さて、セールで通常価格よりも格段に端末が安くなっているとはいえ音声通話対応SIMの契約をしないといけないので格安SIMの仕様についても詳しく知っていて自分にあったものかどうかを判断しなくてはいけません。格安SIMは月額料金は安いですがデータ通信速度が比較的遅いです。わかりやすくいえばネットをあまり利用しないとかデータ通信速度はそこそこでいい(3Mbpsが1つの目安になります)とかになります。特に回線がビジーになるお昼には、1Mbpsを切るようです。端的にいえば、もっと余裕を持たせるようにキャリアから回線をもっと借りれば即解決することですが経営上ギリギリの線で運営しているようで、こういう状況をそのままにしている格安SIMとは契約しないに限ります。また、用途によってはmineoパケット放題(オプション)で常に最大500Kbpsの通信環境が必要な場合もあります。goo Simsellerセールで契約をするOCNモバイルONEは新コースになって従来よりも少し安いコースはできましたが仕様も変更され通信規制のあるもになりました。料金は別にして仕様では他社と変わりがなくなりましたので、無料でWi-Fiスポットが利用できるぐらいしか特長がないといえます。セールで端末代金が安いのは契約する時だけの話ですから後々のことを考えてセールを利用する必要があります。
 goo Simsellerセールで中古iPhoneもあるので検討してみましたが、端末が安くなっているからという理由だけで、すでに2回線も契約している筆者がこれを利用するのは考え方として間違っているのではないかと思えてきたので話を先に進めることをに躊躇しています。