2020年3月14日土曜日

IIJmioキャンペーンで100円になっているOPPO AX7を格安スマホとして、ざっくりみてみる

 OPPO(中国企業)と言えば、去年2019年に国内発売されたOPPO Reno Aが大々的にCMなどの広告をしてメディアで華々しく取り扱っていました。Reno Aは国内仕様ともいえる防水やFeliCa(おサイフケータイ)に対応した価格対性能比に優れた機種ですが、AX7はReno Aの国内投入以前に発売された、どちらかといえばエントリーモデルで基本動作をおさえた性能だといえます。それに加えて格安スマホの独壇場ともいえるDSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)に対応しています。
 一般的に格安スマホというとコストパフォーマンスに優れた性能優先という評価がされていますが、スマホの基本的な使い方として音声通話やネットなど必要最小限度の使用頻度で用を済ませたいゲームをしないユーザーの中には、オーバースペックに余計なコストをかけたくないという考えもあるかと思いますが、エントリーモデルになると品質もスペックもトータルで下がってしまい一部の必要なスペックを求めるとミドルレンジかハイスペック端末を選ぶことになる場合があるかと思えます。
 AX7のスペックをみてみると、アウトカメラが1300万画素+200万画素のデュアルカメラ、インカメラは1600万画素。バッテリー容量が4320mAh。トリプルトレイのDSDV対応で指紋認証センサーを搭載しています。メモリもRAM 4GB/ROM 64GBとなっています。しかし、SoCはSDM450で、防水やFeliCaには非対応。ディスプレイ6.4インチは、HD+となっています。スペックだけをみるとカメラ性能とバッテリー持ちに優れ、SIMフリー端末らしくDSDV対応という価格対性能比に優れたものにみえます。ちなみにOPPO独自のAndroidをベースとする「Color OS」を採用しています。筆者からみますとバッテリー容量がポイントになります。カメラ性能は独自の映像エンジンなどに画質が影響されますので、中華スマホには価格帯からいっても期待できないところです。待ち受け用ですとか連絡ツールとして過不足ない基本性能をおさえたスペックだといえます。細かいことを言えば、ディスプレイが省電力仕様であれば、さらに魅力がある機種だと思えます。
 IIJmioのキャンペーンで契約込みでAX7が100円というのは、スマホに性能をあまり求めていない層に訴求力があるかと思います。気になるところでいうとAX7には着信拒否機能みたいなものがあるのかないのかで実用に影響してきますので事前に確認したいところです。