2023年6月17日土曜日

マイナーなLibero 5Gについて実際に使ってみての雑感

  たまにネットで「銘機」として販促されているLibero 5Gのユーザーである筆者がレビューみたいなものをアップすることにしました。SoCがSnapdragon690で、某ゲームタイトルのガチャで落ちないので導入しただけであって、当時(2022年夏)SD690端末では最安だったかと思います。最近になってゲーム以外でも使うことにしたので、総合評価ができるかなと思っています。

 結論から言えば、スペックだけみれば価格対性能比では優秀にみえますが、使ってみるとタッチパネルも空タッチはあるし、ブラウジングでも謎のフリーズがあるなど、格安スマホにありがちないい加減さがあるので、「銘機」ではなく、そう言ってるのは使ったことがないか、もしくは、ただの嘘言癖持ちで問題ないと思います。 冗談はさておき、欠点をあげておきますと、イヤホンジャックがないことと、バッテリー容量が3900mAhで大画面なので、バッテリー持ちがそんなによくないです。筆者は当初はゲーム用でしたので、バッテリー持ちは無視できたわけですが、普段使いとなると候補から外すことになります。あとは格安スマホにありがちな挙動がおかしいところが随所で出現します。そして、中国メーカーのZTEは米国からイランに輸出していたという違反行為により輸出規制を受けて製造停止に追い込まれたという過去がありますので、そこはお察しということに。しかも、1円端末として販売されていましたので、それ以外の販路ですと約1万倍から9000倍近くの価格になるわけです。これだけあげても、かなりのユーザーから一線を引かれたと思いますが続けます。

 目的だった某ゲームタイトルも、初期画面でフリーズしたりはありましたが、タップすると落ちる現象があったので、そろそろ限界なのではと思っていましたが、最近ではなくなりました。どちらかというと辛うじてプレイできると表現しておくのが的確かと思います。

 カメラについては、スマホを撮影したりしましたが特に不満なところはなく無難な仕上がりでした。マニュアルで試行錯誤しながらの撮影なので、イージーに使いたいユーザーの参考にはならないと思いますが、標準的なものより、やや劣る感じですか。ここも、元々はエントリークラスなので文句の言えないところだったりします。

 音声通話品質は意外にも良好でした。今までにないクリアな聞こえ方でした。ZTEは、通信機器メーカーですから当然と言えばそうなんですが。ここは素直に評価しておきます。

 ディスプレイは、FHD+で目に優しい感じですかね。シャープな感じはありませんが、逆にギラギラしてない分、ストレスを感じないかと思います。格安スマホに良いディスプレイはないというくらいコストのかかる部分ではあるので、ディスプレイが良すぎると、逆に中身に問題があるのてはと思ってしまいます。

 総合評価をすると、価格の割にはSoCがワンランク上という点を評価できますが、特にカメラが優れているとかはないです。エントリーモデルですので、特に優れたところはないけれど価格が魅力というものです。筆者は、某ゲームタイトルができるという1点だけで導入したわけで、その他の機能には、数世代前の上位機種と比べるても「標準以下」だと思います。ただし、通話の音声品質は「○」でした。

 Libero 5Gの後継機は、SoCがDimensity700になったので、ランクが下がったと見ています。同じDimensity700の他機種があるので使ったことがありますが体感的にもSD690より少し遅い印象。SoCのメーカーも違うので特性が異なり得手不得手があって、使い方によっては大きな差が出たりするので、なんとも言えないところです。ストレージもRAM4GB+ROM64GBの最低必要なものなので、そんな感じですかね。