2023年6月19日月曜日

最機種のデュアルSIMは、nano-SIM+eSIMが主流になりつつある?

  6月に発売されたmoto g53j 5G、OPPO Reno9 Aと、それ以前の機種でもnano-SIM+eSIMと物理SIMは1基だけという仕様になってきています。総務省のガイドラインに沿ってのこととは思いますが、またもやな印象です。SIMフリー端末のデュアルSIMは、海外での利用というニーズがあるというデータがあるので、国内コンシューマー向けの端末をeSIMにするメリットが現時点であるのかは不明ですかね。有識者会議では、「スイッチング円滑化タスクフォース」とかで云々らしいですが、頭おかしいとしか言いようがありません。元々、eSIMにみられる仮想SIM、Appleが構想しているApple SIMの様に、最適な携帯キャリア回線を能動的に選択する機能を持たせ利権を得て携帯キャリアから利用代金を払わせることが主目的なわけであって、特にユーザーの利便性を優先させたものではないという個人的な認識で概ね間違ってはいないと思います。先手を打ったつもりが混乱しかうまない総務省らしい展開です。

 さて、そうは言っても御上に従えということで、eSIMは普及準備が着々と進んでいて、デュアルSIMの片方は、ほとんどeSIMになりそうです。機種変については何も考えていない頭おかしいぐあいが、なかなか総務省です。

 eSIM促進には関心がありませんが、端末の仕様がeSIMで契約しないとデュアルSIM端末を使えないということなので、eSIMを検討することにしました。早速、調べたところAPNと構成プロファイルのダウンロードにモバイル回線やネット環境が必要とか頭おかしいことになっていました。QRコードを読み込めるまでがハードルが高い。しかも、スマホなどの製品寿命は、だいたい2年ぐらいかと思えますので、普段使い1台のユーザーが紛失や故障した場合も、まったく手だてがなく、機種変時には別途料金がかかりそうなので、eSIMを促進したいのか?ユーザーを不幸にしたいのか?よくわからないことになっていますよね。