2014年10月24日金曜日

格安SIMで、iPhone 5c を使うのはどうだろうかと考えてみた

 iPhone 5c は、2013年9月発売だったらしいので、ほぼ1年が経っている。比較的新しい製品といえる。筆者が、iOSを使ってみたいという素朴な理由から、iPhone 5c をみているところがある。あとは、Apple製品の品質に注目しているのだ。iPhone 5c は、あまりAppleらしさを演出できなかった製品で、ポリカーボネートのボディが安っぽいとか、価格設定が高いなどという情報がでて不運なところもあったが、誰もが納得できうる商品力を兼ね備えてはいなかったと思える。それは、前機種のiPhone 5 と性能面で大差がなかったり、同時発売のiPhone 5sの64bitプロセッサーA7搭載などの最新技術の方が際立ってしまったりと、iPhone 5cを取り巻いた状況というのもたぶんに影響していると思える。初代iMacを知る筆者からみると、デザインがAppleらしくないというか手に取って見る前に勝負がついてしまうほどの「陳腐」というイメージがあったことは否めない。実機の仕上がりは良いらしいだが、発想が「陳腐」だったと思う。それだけ期待感があったとも言えるだろう。
 さて、iPhone 5c の情報をおっていくうちに、iOS8.0にアップデートしたものは、格安SIM(MVNO通信サービス)で、テザリングができるというものがあった。これは、APNプロファイルをダウンロードすれば使えるという情報はすでに得ていたのでテザリングができることもすでに知っていて確認したに過ぎなかった。これはプラス面なのだが、マイナス面ではiOSアプリの64bit化が来年2月以降、義務付けられたということ。32bitベースではなく、64bitに最適化されたiOSアプリが主流になるということなのだろう。くわしくは知らないのだが、従来からの32bitであるiPhone 5c に対応したiOSアプリがいつまで供給されるのかといったことを単純に頭に浮かんでくる。
 iPhone 5cそのものについて考えていこう。iOSそのものについて、あまり知らないのだが、iPhone 5c はRAM 1GBだ。システムだけで、どれぐらいの容量を使うのか気がかりだ。また、4インチの液晶ディスプレイは、やや小さいのではないかと思える。とくに情報量については不足気味になるだろう。iOSでは、4インチ画面サイズが、ずっと続いていたので操作面では不安になることはないだろうと思う。バッテリは、1,510mAhとなっている。あと、nanoSIMサイズなのは気をつけたい。アダプタがあれば、microSIMサイズでも使えるのかな。
 これらの情報に照らして、実売価格をみてみると筆者の想定している落としどころの価格に近づいてきている様だ。中古(白ロム)を使うとなるとネットワーク利用制限の話がでてくるので信頼できる販売店でないと購入できない。いまは、中古PCで名の知れた「じゃんぱら」を中心に見ている。保証と中古買取条件がしっかりしていそうだからだ。キャリアによる通信規制がかかった場合、無期限で返品ができるということなので諦めもつくだろう。これらをあわせ考えると、iPhone 5c とは距離がでてきて始めているように思える。