2015年2月23日月曜日

大手キャリアから格安SIM(格安スマホ)に乗り換えて通信費を削減する試み

 今年5月、SIMフリー化の義務付けというのがありますが、実際にはどうなるのでしょうか。中高年を中心に「格安スマホ」への関心が高まっています。その多くの方は、大手キャリアでスマホを使っていることが想像できます。筆者の手もとには、大手キャリア専用3G端末が2台ありますので、シミュレーション形式で、大手キャリアから格安SIMに乗りかえてみることを考えていきたいと思います。
docomo 3G端末 2012年頃のモノ!?
まず、一番の目的でもある月額基本料金をさげることを考えてみていきましょう。データ通信だけでしたら、月額基本料金900円前後からあります。大手キャリアからの乗りかえですと、音声通話機能付きSIMが欲しいところです。プラン変更で、データ通信からはじめることもできますが、変更手数料がかかる場合があります。音声通話機能付きSIMで月額基本料金1,600円ぐらいです。音声通話料は、20円/30秒で月額基本料金に加算されます。
 ここで、注意したいのは大手キャリアdocomoのスマホを格安SIMで使うときには、テザリングという機能がdocomoの仕様で使うことができません。テザリングとは、スマホでデータ通信をWi-Fiでつないで利用するというものです。ノートPCなどでも利用できますが、こうした使い方をしない方々には関係のないことだという割り切りが必要です。
 さて、肝心の格安SIM選びですが、格安スマホ関連の企業が160社以上あるということで、すべて調べるのは不可能です。いくつかピックアップして比較して決めるしかありません。docomo端末を使うので、格安SIM会社のサイトで、「動作確認済み端末一覧」で予め確認しておきます。
 月額基本料金を下げるという目的では、1,000円以下のものありますが、低速度時でも数秒だけ高速で通信ができる「バースト転送」がある、IIJmioの高速モバイル/Dを軸にして検討していきたいと思います。