2015年2月28日土曜日

大手キャリアから格安SIMに乗り換え 数年後の機種変更への対応は?

 月々の通信費を削減するために大手キャリアから格安SIM(MVNO)に乗り換えることを検討していらっしゃる諸兄が多くいらっしゃるということで、格安スマホに乗り換えた数年後の機種変更を考えてみたいと思います。
 いま安さを前面に出した格安スマホにしてもセット販売がほとんどです。格安スマホを数年使い製品寿命を迎えたとき、新しい機種をどうするのかが全然見てきません。格安SIM会社が供給しくれる見込みも現状をみるとなさそうであるといえます。いまは、格安スマホの売りっぱなしをしているだけで、そろそろMVNO事業者は、付加価値の部分を具体的なサービスとして提供していかなくてはならい時期にきていると思います。もともと格安SIMは、大手キャリアの専用端末で使うというコンセプトが強かった為に、SIMフリー端末の供給が後手になってしまったという印象を受けます。セット購入したユーザは、数年後の機種変更のときに大変な労力を強いられる可能性が高いです。さらに考えると機種変更ができなかった格安SIMユーザがぞくぞくと解約することさえ考えられます。
 去年から徐々に盛り上がってきた格安SIMも、サービスの内容からは先の見えない足踏み状態でしかみえません。一部の事情通だけが使いこなせるということで、数年後にはユーザと業者間でトラブルも発生しやすい状況にならざるおえないです。そうなるとスマホなどの端末を供給できる大手キャリアにユーザが戻るということになります。それはそれでいいと思えますが、昨今の安さを前面に出した売りっぱなし商法というのは、いささか短絡的すぎではないかと、後々ユーザにとって大きな負担にならなければいいなと考えています。