2015年6月27日土曜日

3万円前後 オクタコアSoC搭載格安SIMフリースマホ P8 Lite VS g03 Blade S

 HUAWEI(中国メーカー)から6月に発売されたオクタコアSoC搭載の「P8 Lite」と同じくオクタコアSoC搭載のポータルサイトgooのスマホ g03(グーマルサン)Blade Sを見ていきましょう。

 HUAWEI では、先にオクタコアの6インチ液晶搭載「Ascend Mate7」があって、今回の「P8 Lite」は、5インチ(720*1280)搭載のコストダウン版のような感じです。SoCは、HUAWEIの子会社が開発したHisilicon Kirin 620 オクタコア (A53/1.2GHz)を採用しています。RAM 2GB、ROM 16GB、バッテリーは、2,200mAhです。価格は、28,600円(税別)。
goo g03 Blade S (ZTE)

 g03 Blade Sも5インチ液晶搭載で、SoC Snapdragon 615 (MSM8939) オクタコア 1.5GHz/1.0GHzを採用。RAM 2GB、ROM 16GB、バッテリーは、2,400mAhです。g03の価格は、NTTコムストアで、30,000円(税別)ですが、製造元であるZTEのサイトをみると、希望小売価格は、39,800円(税別)です。これは見逃せないところです。
 スペックを比べてみると、Wi-Fiでは、P8 Liteは従来からの2.4GHzのみで、g03は、5GHzに対応しています。また、g03のアウトカメラには、エキスパート機能搭載のSony Exmor RS IMX214が採用され、音質面でもHi-Fiオーディオ対応仕様としています。カメラのスペックでは、P8 liteも1,300万画素とg03と同じです。
 ほかサポート面では、gooのグーの端末保証、グーの安心サポートがあるの充実ぶりです。本体サイズは、ほぼ同じ。
 最近注目を集めているだろうオクタコア(8つのコア)SoCですが、クアッドコア 1.2GHzの格安スマホと比べて価格性能比(コストパフォーマンス)でみると、クアッドコアを選んでも問題ないように筆者には思えます。ゲームやアプリをたくさん使いたいということであれば、オクタコアを選択する意味がでてくるのかなっと。あと、64bitについてはOSやアプリの対応状況、音声通話メインのユーザにとっては、あまりピンとこない話ではあります。64bitだから製品寿命が長いのではとも思えますが、RAM 1GBでは少なすぎてバランスが良くないのは明白ですね。
 単純にP8 Liteとg03 Blade S とのスペックだけを比べてみると、g03の方がいいことがわかります。Wi-Fiでの、5GHz対応は安心して利用できる仕様のひとつです。コストパフォーマンスでは、わずかな差しかないような印象ですかね。あとは、デザインですとかお好みでどちらにするかといったところでしょうか。どちらにしても、価格の差は数千円しかありませんので、好みのものを選べばいいということになります。