2015年6月27日土曜日

gooのスマホとmineoなどの格安SIMのサイト展開 ユーザとの対話ができる企業が勝ち抜くかも

 いま話題になっている格安スマホやMVNO事業の格安SIMとユーザの関係を考えていきます。格安スマホといっても、スマホの性能から実際のサービスまで、すべてを理解して選ぶということは、あまりないケースだと思います。
 では、格安スマホなどのサービスを提供する企業側の動向をみていきます。4月に発売されたgooのスマホという格安スマホは、ポータルサイトのgooのスマホ部などでのユーザとのやり取りを参考にしたとしています。マーケティングということになるかと思いますが、簡易なQ&Aであっても、肉声に近い対話から安心感に近いものが生みだされています。これは、雑誌の裏表紙などによくある、怪しい商品の通販広告にある購入者の声のような信用ならないものとは別物です。活字媒体のものは、ライターさんが手を入れているので、たでの広告なわけです。
 mineoでも、ユーザなどが楽しめるコミュニティがあったり、バーチャルショップのmineo storeがあって、ユーザが入りやすい健全性を形成しようという努力が伺われます。オペレーターとチャットもできます。
 また、技術的なことになりますが、IIJmioではユーザとの情報共有ができるようですね。格安SIMというと安いだけでユーザを集めようとしますが、それだけでは限定的なものになりがちです。よく、ドコモとエリアが一緒とかを前面にだした広告がありますが、事情通からみると、それは当たり前のことで、データ通信速度が重要なのですから何言っているんだかと白けます。
 話を戻しますと、gooにしても、mineoにしてもユーザと対話ができて、必要とされる情報やサービスを提供できているという強みがあります。こういうことが出来るのは企業内で、しっかり会議が行われているということです。サイトをみても、素っ気ないところは、ユーザと対話もできないし、ろくな会議もできていないでしょう。そういう点でのレスポンスのよさは、mineoがもっともいいのではないかと思っています。担当者が、これやっといて、よろしく的な気質では、まともなサービスは期待できません。