2016年7月16日土曜日

FREETELのSIMフリースマホ(MIYABI、priori3S LTE)について


 FREETELは、ベンチャー企業のプライスワン・マーケティング(株)のブランドです。2015年10月に発売された19,800円(税抜)のFREETEL SAMURAI MIYABIをはじめWindows PhoneのKATANAシリーズをも発売しました。端末そのものは中国メーカーのODM(OEM)製品です。ぶっちゃけ「格安スマホ」と言われているものと同等の品質のものだと思います。
 FREETELがここに来てスマホの機種を拡大してきたのは、家電量販店のヨドバシカメラに専用コーナーを2015年あたりから設置したことと関係があると思います。それまでのラインアップは、数機種のみといった感じで、パッとしないところがありました。
いまなぜFREETELなのかというと、筆者もarp AS01MというNTTコムストア販売の格安スマホを導入したのですが、このAS01Mの造りとFREETEL SAMURAI MIYABIがソックリだったので、FREETELの端末をチェックしはじめたということです。AS01MとMIYABIは、カメラやセンサーの配置が同じで、SoCもMediaTek社製のものです。スペックは異なりますが、内容からいってMIYABIをベースにブラッシュアップしたのがAS01Mではないかと思えます。たぶん、同じ中国メーカーが製造していのではないかと思われます。OEM製品だとよくあることだと思います。

 
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 MIYABIは、発売当初はコストパフォーマンスに優れていたので注目度が高かったのですが、2016年4月にASUSから発売された5.5インチスマホ ZenFone Go(19,800円)がごぼう抜き状態で売れたので、さほど注目されなくなっている状況だと思います。筆者も使っている格安スマホのSoCがMediaTekのMT6735Pの情報を追っていて、MediaTekのSoCを搭載してものにMIYABAIにたどり着いたということになります。
 さて、このMIYABIは価格が安いのですが、宣伝にあるように品質が特にイイわけではないので格安スマホにありがちな問題を持っているようです。しかし、製品よりもサポートの対応がよくないとかAmazonサイトでは、注文したものと違うものを発送してくるなどイタイ情報が多いです。
 とはいえ、FREETELのMIYABIやpriori3s LTEなどは、価格性能比からみると魅力を感じるユーザーも数多くいらっしゃると思うので、スペックなどをみてきたいと思います。
 SAMURAIシリーズのMIYABIは、そのネーミングのセンスはおいておいて、MediaTekのSoC MT6735 クアッドコア 1.3GHzを採用したRAM 2GBに加えROM 32GBになっています。急速充電に対応したバッテリーは、2,200mAhという容量で、ここはこまめに充電してくださいということだと思います。アウトカメラは、1300万画素ですがホワイトバランスとかうまく動作しない場合があるようです。ここは期待するとイタイ目にあいそうです。タッチパネルはあまり良くないらしい情報があります。
 priori3S LTEは、SoCがMT6725P クアッドコア 1.0GHzでMIYABIよりもスペックダウンしていますが、バッテリーは、4,000mAhで、Wi-Fiも2.4GHzに加えて5GHzにも対応しています。 ちなみにアウトカメラは800万画素です。
 MIYABIもpriori3S LTEにしても5インチHD液晶ディスプレイを搭載したものですが、液晶表示の色味などは価格相応だと思っておいた方がいいかと思います。
priori3S LTE
 また、priori3S LTEには下位モデルのpriori3 LTE(4.5インチFWVGA)があります。これらの端末には、MediaTekのSoCが採用されているのですが、みたところMediaTekのいくつかのアプリが通信ログデータを読み取ったり、SMSで勝手に通信できる仕様のようなのでセキュリティ面でどうなのかを考えた場合、個人的には気持ち悪いのでこれらの端末をスルーすることにしました。いま使っているAS01Mの様子をみながら考えていく必要があるだろうと判断しました。
 また、FREETELの端末は前機種からタッチパネルの仕様が変だったり、反応が鈍いという指摘があって、いまだにタッチパネルへの指摘が多いです。製造が中国メーカーですから、自社開発がなかなかできない環境にあって、こうした対応ができない場合が往々にしてありますね。