今年4月に19,800円で発売され人気になった5.5インチスマホZenFone Goは、独自のZenUIでスマホ初心者でも使いやすく、「格安スマホ」としてはそつのない機種だと言えます。SoCには、クアルコム社製のSnapdragon 400を搭載しているので、格安スマホの中では安心材料になるかと思います。3GのFOMAプラスエリア対応しているので、山間部エリアでもつながりますから音声通話にも安心して使える端末だと言えます。これは、ZenFone2 Laserも同じです。
ZenFone2 Laserは、去年8月ごろに発売されたもので、前機種 ZenFone5のカメラをレーザーでピントをあわせる1300万画素に強化したマイナーチャンジ版として登場したとも言えるものでした。こちらは5インチHD液晶ディスプレイ搭載です。
GoとLaserの違いは、5.5インチと5インチの液晶ディスプレイの大きさにあります。個人差もありますが、電子書籍(マンガなど)ですと、Laserの5インチはやや表示が小さく感じると思います。(筆者はZenFone2 Laserのユーザーです)5.5インチのGoは表示が見やすいというメリットがあります。ちなみに、Goの液晶は目が粗いのではないかという情報もありました。もともと、19,800円(税抜)ですからコストダウンの影響が気になる機種でもありますので、そういったところなんだと思います。
一方のZenFone2 Laserは値下げしたもので、機能面では、Goより上というところがあります。タッチパネルにしても割れにくいゴリラガラス4を採用していますね。しかし、Goは、SoCの性能がわずかに良かったり、バッテリーも3010mAhと2400mAhのLaserよりも容量があります。
カメラについては、格安スマホなのでここに期待するユーザーはまずいません。1300万画素のカメラを搭載しているLaserも価格の割りには頑張っているといった印象です。Goの800万画素のカメラもQRコードなどをしっかり読み込めれば問題なしといったところでしょうか。
この2機種を比べると5.5インチと5インチでの本体サイズの違いがまずあります。これを軸として考えていく必要があるでしょう。ざっくり言ってしまうと、Goはデータ通信専用端末寄りの使い方に向いていて、Laserは音声通話やカメラを含めたオールマイティな使い方に向いていると言えなくもないです。