2016年7月3日日曜日

格安スマホ事情 ポストZenFoneはどれだ?

 2014年11月に台湾のPCメーカーASUSから発売されたSIMフリースマホ ZenFone5が低価格の格安スマホとしては、はじめてのRAM 2GB搭載で(それまではRAM 1GBが大半)人気を得ましたが、それから1年以上がたち、2016年には、コストパフォーマンスに優れたZenFone Goの発売でSIMフリースマホでのシェアをかなり拡大しました。

 
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 ZenFone Goのほかにはバッテリーを強化したZenFone Maxがあります。一見順調な人気かと思いきや新機種のZenFone3シリーズは指紋センサー搭載のもので、通信系中国メーカーのHUAWEIやZTEも指紋センサー搭載のもので、国内ユーザーが格安スマホに求めているものとは異なっていると思われます。正直、指紋センサーとかまともに動作しないのではないかというのが大方の憶測です。
 価格的には、1万円台から2万円前後までのセカンド端末にニーズがあると思われますので、指紋センサーを搭載した割高な端末が受けるかどうかは微妙ですね。ここのゾーンをどこが穴埋めするのかが、もやはユーザーの関心事になっているところだと思います。そこで、「ポストZenFone」を考えていきたいと思います。
 さて、通信系中国メーカーも情報が氾濫するネットでは、あまり分がないのが現実です。筆者もHUAWEIとZTEの端末は、よほどのことがない限りスルーすると思います。メーカーを消去法で考えていくと、台湾メーカーのHTCとAcerが有力候補になります。MOTOROLAについては、中国PCメーカーのレノボの傘下に入ったのが影響したのか、さほどMoto G 3rd Genには反応がなかったような印象を持っています。ここらへんを見ているユーザーは性能にも厳しいので、3G回線のFOMAプラスエリアに対応していなかったことでスルーされたような気もしますね。

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 HTCの新機種 Desire 530がありますが、これはやはり価格しだいといったところがあります。SoCもSnapdragon 210 1.1GHz(32bit)のローエンドモデルなので、やや弱いですがデザインは良いのではないかと思われます。国内投入されるのが楽しみです。Acerは、Liquid Z530とZ330を発売し、やっと本格的に参入してきたPCメーカーの新規参入組みで、端末の完成度は高くありません。特に通信機能には課題があるようです。メインの普段使いとして導入するのは時期尚早かと思います。そうなると、やはりASUSが返り咲くというのが現実的ではないかと思います。ZenFone3が国内であまり成功しなかった場合、来年の頭ぐらいに再びこのゾーンにあったSIMフリースマホを投入する可能性が高いです。個人的には、「ポストZenFone」は、auに端末供給しているHTCのSIMフリースマホだと断言したいところですが、それ相応の製品がないという展開になっています。去年発売されたDesire 626にしてもタイミングが遅すぎたと言えますね。どこのメーカーもZenFone5のヒットで、ASUSに追いつけ追い越せムードがありますが、海外市場を優先して国内市場への性能面での配慮がなくなった時点で敗北という過酷さがありますよね。