2015年7月19日日曜日

LUMIX CM1 から、格安スマホでのコンデジとスマホのコラボを考えてみる

 Panasonicから、「コミュニケーションカメラ」として2,000台限定で発売されたLUMIX DMC-MC1は、コンデジに、Android スマホをあわせたモデルとして注目されたのだが、12万円という価格面での問題を抱えていると思われる。

Panasonic Lumix CM1向け・20mm 5層ディフェンスフィルター [並行輸入品]

 DMC-CM1は、所有する喜びを与えてくれるものだとは思いますが、コンデジとスマホを別々に揃えた方が予算的にも機能的にもメリットがあると考える人が多いのではないかとも思います。コンデジは、3万円ぐらい、スマホにしても5万円だせば不満の少ない製品が手に入るかと思います。しかも、CM1の28mmを使いこなせるのは、カメラに親しんでいる人たちだけです。

Nikon デジタルカメラ COOLPIX S800c Android搭載 光学10倍ズーム ホワイト S800CWH

 Nikonも数何前に、Android 2.3を組み込んだコンデジを発売している。この時期は、Android 2.3そのものにユーザは懐疑的なところがあって、人気がでるファクターが弱かったのではないかと思う。残念なことにBluetoothのプロファイルがないために、音声通話ができないタイプになっている。そもそも、S800cは、Wi-Fiだけであって、SIMスロットはないタイプだ。
 現在、SIMフリー端末は供給不足というか、まともなものが少なく、スマホだけでは購買意欲を得られないところがある。CM1やS800cのような、高画質がとれてデータ転送も楽にできるということであれば、コンデジ+スマホはカメラ愛好家をメインにニーズがあると思える。スマホユーザとというのは機械好きではないので、BluetoothとかWi-Fiとかなどの機能を使いこなせないのが大半であることを考えると、波が起こればコンデジスマホが流行るかもしれないですね。
 筆者は、コンデジだとNikoinのものをメインに使っています。理由は、フィルムに近い画質を守ろうというところがあるからです。ある意味職人芸なんですが、個人で楽しむにはNikonの画質は、飽きがこない風情があるものだと思います。さて、個人的にはNikonにコンデジとスマホをあわせたモデルをだしてもらいたいところなんですが、筆者が課題と思うところをあげたいと思います。まず、コンデジの特長を生かしながらも、どうやってスマホ部分を使いやすくするかというところです。コンデジメインで考えた場合、音声通話をカットしても別に問題がないところなんですが、ユーザ層を広げるには、軽量化をして10分以上手持ち操作していても負担を感じないものにしないといけないと思っています。あとは、プリクラ的な画像処理を加えるかどうか。学生を対象にするのなら、やはりSNS系やメール、音声通話も機能に入れておいた方がいいように思えます。そのほかバッテリーの強化をどうするのか、つまり省エネを液晶なのかバッテリー容量なのかどこで実現すのかとか考えたらきりがありませんね。