2016年1月24日日曜日

OCNモバイルONEついて、まとめてみました

 2015年11月まで、OCNモバイルONEユーザーだった筆者は、今のうちにOCNモバイルONEについて、まとめることにしました。
 格安SIMシェアNo.1のOCNモバイルONEは、格安SIMの仕組みからみても安心できるところがあります。格安SIMは、ドコモから回線を借り受けているわけですが、単位によっていくらというかたちで借りています。つまり、ユーザーが多くないと大規模な回線が借りられないわけです。規模が小さい場合、通信規制を設けている場合がほとんどです。(たぶん借り受け条件に含まれると思いますが詳しくは知りません)OCNモバイルONEでは、この通信規制がありません。去年撤廃しました。これは、低速時(200Kbps)に3日間で366MB以上データ量を使うと通信規制(速度制限)の対象になります。これが、大規模に回線を借り受けている格安SIMにはない場合があります。筆者の知るところでは、OCNモバイルONEとmineo(Dプラン)になります。
 OCNモバイルONEの月額料金は、900円(データ通信のみ)からで、日次コースの110MB/日(使わなかったデータ容量は翌日に繰越)という毎日110MBが付与されるもので、ほぼ毎日一定量のデータ容量を消費するユーザー向けのものになっています。3GB/月は、1,100円で他社よりも若干高い料金設定になっています。これは、大半のユーザーが900円の日次コースを選ぶと思われますので、1日110MB以下におさえてくれれば運営がしやすいということもあるかと思います。
 データ通信速度については、大きい規模で回線を借り受けていると思われますので、許容範囲を大きく稼げているとみていいかと思います。また、ユーザーが増えれば増設工事で回線を増やすので、ここはあまり心配する必要はないと思います。ここがシェアNo.1であることでユーザーにメリットになる部分です。実際のデータ通信速度については、すでに解約してしまい数ヶ月が過ぎていますので、なんとも言えないところですが、以前のデータですと郊外にある自宅で、6Mbps台の測定値でした。これだけあれば、1GB近い大容量ファイルをダウンロードするとかでなければ筆者の場合、許容範囲ですね。
 では、なぜ解約したのかというと、IIJmioのみおふぉんダイヤルを利用したかった為です。IIJmioの場合、データ通信については900円3GB/月という仕様です。こちらはIIJmioのアプリで、1日何MBまでという制限を設定できます。しかし、OCNモバイルONEの専用アプリのようにウィジェットが使えないので、そこは不便を感じます。みおふぉんダイヤルは、プレフィックスと言われる電話回線を使った通話サービスで、10円/30秒の通話料金で利用できます。OCNモバイルONEは、通話料金をおさえるのにIP電話の050 plusを利用しないといけないのですが、OCNモバイルONEユーザー割引で、月額料金が半額の150円になります。ちなみに、mineoのIP電話LaLa Callは月額料金が無料になります。IP電話が良くないと言うことではなくて、単純にIIJmioのみおふぉんダイヤルを試したいということで解約しました。050 plusはアプリを入れれば、どの端末でも利用できるので割りと融通がきいて便利でした。050 plusを利用する端末で気をつけることは、ある程度のスペックが必要なぐらいです。(SoCデュアルコア以上とメモリですかね)
 いまでも、データ通信用にOCNモバイルONEを導入することは頭にありますが、mineoのDプランも同等程度の通信品質だと思えるので、いまのところmineoを利用しています。
 


初期工事費用(パッケージ費用)3,000円をAmazon販売のお申し込みパッケージで費用をおさえることができます。お申し込みの際には、SIMのサイズを間違えないようにしてください。SIMサイズによっても価格が異なります。また、音声通話対応SIMの場合は、エントリーパッケージになりますので、SIMカードは入っておらずサイトでのお申し込みが済んでからの発送になりますので、お急ぎの方には向かないと思います。


(NTTレゾナント運営のNTTコムストア)

 OCNモバイルONEのお申し込みパッケージは、NTTレゾナント運営の「NTTコムストア by goo SimSeller」で購入することもできます。NTTコムストアでは、去年4月から「gooのスマホ」などの格安スマホとの端末セットを販売しています。Moto G (第3世代)は、去年12月に発売されたAndroid 6.0アップデート予定のMOTOROLAのSIMフリースマホです。
 NTTコムストアで「gooのスマホ」などのスマホやタブレットをエントリーパッケージとのセットで購入できるのですが、ドコモのスマホがあればOCNモバイルONEを利用でき、多くのユーザーがドコモのスマホなどで、OCNモバイルONEを利用していると思われます。SIMフリーがなければ利用できないということではありません。


(Yahoo!ショッピング内NTTコムストア)
送料無料!バックパネル2枚(レッド/ブラック)付! SIMフリースマホ AuBee smartphone 「elm.」 + OCNモバイルONE音声通話対応SIMパッケージセット

 こちらは、NTTコムストア(Yahoo!ショッピング内)で、6,800円の格安スマホ(3G端末)です。(NTTレゾナント直営のNTTコムストアにもあります)去年の春先ぐらいには、5千円ぐらいの格安スマホを販売したことがあり、これは第2弾と思われているものです。AuBeeとは、以前と同じ販売会社のスマホブランド名なのかな。以前は、Polaroid piguでした。
 先にあげたように、ドコモ網の格安SIMを利用するのにドコモのスマホを利用するユーザーが多いので、3Gのみの対応とはいえ6,800円だと、ドコモのスマホはあるけど保険で格安SIMフリースマホをおさえておこうかという気になります。Android 5.1を搭載しています。Yahoo!ショッピングのNTTコムストアでは、人気ランキング1位、つまりこれが最も売れているということになります。これだけ安いと不満があっても流してしまいそうになりますが、それでもレビューにはタッチパネルの操作に難があるようです。個体差なのかどうかは不明ですが、中国製の新製品のようなので外れがあるのかもしれません。
 NTTコムストアでも、国内メーカーのスマホがありますので、普段使いのメインでの利用でしたら、そちらを選ぶ必要があるかと思います。NTTレゾナント直営のNTTコムストアには、端末単品で富士通のarrows M02を販売しています。ほかでは、シャープ製のgooのスマホg04があります。
FUJITSU SIMフリーLTEスマホarrows M02 【送料無料】 (NTTレゾナント直営サイトのNTTコムストア)

 OCNモバイルONEのお申し込みパッケージとその端末について少し説明しましたが、OCNモバイルONEでは、専用アプリが充実しているので使い勝手がいいです。データ通信についても、極端に遅くなることは高速データ通信においては、何かの障害がある以外では規模も大きいので考えにくいです。低速時(200Kbps)の通信規制の規定(3日間366MB以上)がないのがユーザーにとってメリットが大きいと思います。筆者も、よく低速で利用していますが、ブラウジングでは画像の読み込みに多少時間がかかる程度ですので、軽めのものなら実用範囲内ではないかと思っています。ただし、日次コースというのは、ほぼ毎日一定量を利用するユーザーか、110MB以内で済むような利用の仕方をしていて、大容量のデータ量をまとめて使うことがないユーザー向きの仕様であることは留意しておくといいかと思います。つまり、自宅Wi-Fiとの併用が前提の仕様だと言えます。
 OCNモバイルONEをみてきましたが、IP電話の050 plusはデータ通信用の通話サービスなので、音声通話対応SIMでなくても利用できます。また、音声通話対応SIMの場合、別途G-Callなどのプレフィックスの通話サービスを提供しているところと契約することで、10円/30秒の通話料金で電話回線を使った通話が可能になります。電話回線の音声通話を通話料金をおさえて利用したい場合、OCNモバイルONE以外のIIJmioやBIGLOBE(通話パックあり)などの他にするという選択肢もあるかと思います。