2016年1月7日木曜日

格安SIMのサービス改善が停滞期に入っているかのようです

 格安SIMや格安スマホの知名度があがり、誰でも知るところとなりました。2015年度に、データ容量は、月額900円で3GBまで増大しましたが、その後は特に動きもなく一部で10円単位での最安値を競うアホな展開がみられるぐらいです。
 格安SIM側では、サポートの充実を課題にあげて、バンバン課金するようになってきています。肝心の通信サービスは、ほったらかしでユーザーのニーズに応える姿勢が薄くなってきているようです。大手の格安SIMは、大きな仕組みや枠組みはできますが、きめの細かい的を得たサービスを提供するのは不得手なので、筆者からみると足踏み状態だと思います。
 格安SIMというのは、加入者が多くないと身動きがとれないというところがあるので、現在の加入者数では足りないと思います。それ以前に格安SIMをやっているところが多すぎると思いますね。 
 それと格安SIM企業の思惑とユーザーのニーズが違っていたところがあったようです。つまり、格安SIMを利用したいユーザーは数多くいるのですが、格安SIM側が部分的なリサーチしかしないので、肝心なマジョリティーに対応できていないというところを感じます。格安SIMでは、はじめ音声通話には対応していなかったので、データ通信をメインに考えていたところ、実はMNPを利用して格安SIMを利用したいユーザーがほとんどだったと思います。そういうユーザーはデータ量は必要以外はいらないタイプで、スマートフォンにもさほど興味のないユーザーが相当数いったということだと思います。使いもしない高速データ通信に月額1,000円近くも支払いたくないわけです。つまり、いまの格安SIMの料金体系に魅力すら感じていないユーザーが相当数いて、どうやらそれらがマジョリティーの様なのです。今後、どうなるんでしょうかね。