mineoというとau 網の格安SIMとしてスタートしてのですが、去年9月にドコモ網の格安SIMにも対応した個人ユーザー向けとしては、初のマルチキャリア対応格安SIMということになります。
筆者は、auのAプランユーザーで、キャンペーンを利用してデータ通信のみ(シングルタイプ)ですが、ドコモ網のDプランも利用しています。ドコモのDプランは、OCNモバイルONEやIIJmioと比べて遅いと感じる場面はなかったです。低速(200Kbps)でも、比較的安定しているのではないかと思います。mineo側でも使用率(トラフィック)についてサイトで触れていて、ドコモ網の格安SIMの増設工事を臨機応変に実施しているようなので、先々不安定になるということはなさそうです。
最近の動きとして、1月21日に10GBコースが新設されました。月額2,520円です。それと、データ通信+090音声通話のデュアルタイプでキャンペーンを行っています。
また、携帯キャリアで利用できる自動家計簿・資産管理アプリ「マネーフォワード」とmineoの連携が開始されました。「マネーフォワード」とは、金融機関サイトとつなげて毎月の支払額などを算出してくれる管理してくれるアプリで、300万人が選んだアプリと言われているものです。こういうサービスも含めて格安SIMではmineoが先進的な取り組みをしているようです。去年スタートしたユーザー同士で、パケットをシャアするフリータンクも画期的なサービスではないかと思います。
料金は、データ通信のみですと、月額700円(500MB/月)からはじめられ、ほか1GB(月額800円)、3GB(月額900円)と、あまりパケットを使わないユーザーにとっても使いやすい料金体系に特長があります。
専用アプリも充実してきて、ウィジェットからタップするだけで、パケットを節約できるようになりました。
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ホーム画面にあるmineoアプリのウィジェット 節約ONの状態 |
音声通話の通話料金をおさえるには、ケイ・オプティコム提供のIP電話LaLa Callを利用することになります。(mineoユーザーだと月額基本料金が無料になります)実際に使ってみると、音質などは、若干のライムラグ(1秒以内)が感じられるかもしれないというぐらいで、電話回線と比べてみても会話するのに不自由を感じない品質になっていると思います。ここら辺をどう考えるかはユーザー次第だと思われます。
mineoは、ほかの通信系の格安SIMとは異なり、独立系などといわれる関西電力からできた企業です。実際に、au網の格安SIMからスタートして、ドコモ網格安SIMに進出し、サービス面でもユーザーにメリットのあるものを提供してきているという実績に魅力があります。筆者は、スマホのテザリング機能を使いますので、ドコモスマホと格安SIMではテザリングができないという消去法から、mineo auプランを利用しているという経緯がありますが、データ通信速度についてはau網は速いので満足しているというのが現状です。また、ドコモプランのついては通信規制がない分使いやすい仕様だと言えます。(auプランは3日間3GB以上で通信規制対象になります)