2016年1月3日日曜日

横並びに思える格安SIM(MVNO)は、どこを選べばいいのか?

 格安SIMといっても、数多くの企業が参入しています。料金もさほど変わらないし、どこを選んでいいのか迷ってしまうことが多いと思います。筆者も、実際に使ってみるまでは大丈夫なんだろうかと思っていました。
 実際に数社の格安SIMを利用してみて、データ通信品質はキャリアには及ばないものの筆者の場合は問題なく利用できる範囲のものであることがわかりました。格安SIMは、MVNO事業者が提供する通信サービスなのですが、大手MVNOが他のMVNOにMVNEとして格安SIMを提供しているケースもあります。例えば、IIJmioは、BIC SIMやDMMのMVNOつまり格安SIMを支援する形で通信サービスや業務を事業提供しています。これは企業の参入を促しMVNO市場拡大しようというものです。ユーザーからしてみれば、やたら数だけ増えて選びづらいという面があります。
 そもそも、格安SIMは携帯電話キャリアから回線を借り受けて通信サービスを提供しているので借りるにしても大規模で回線を借りてこないと安定した通信サービスが提供できません。それにはコストもかかりますし、ユーザー数が多くないと赤字になります。また、運営にもノウハウが必要になってきます。
 こうした諸事情をあわせて考えると大手MVNOから選ぶのが無難な選択だと言えます。筆者は、いまはmineoを利用しています。これは3日間の使用データ量による通信規制がauプランでは、3GB以上、ドコモプランではないという理由で利用しています。OCNモバイルONEも通信規制を撤廃しています。これは考えてみると通信規制をしなくてもいいほどに借り受けている回線規模が大きいということでもあると思います。先にあげたIIJmioですと、キャリアから借り受けた回線をさらにMVNEとして他者のMVNOに提供しているわけですから、規模としては小分けになっていることも考えられますね。逆に通信規制があることで、通信品質を確保しているという考え方もできます。利用するにあたって通信規制が邪魔になるということであれば、ユーザー側でないものを選ぶことになります。
 音声通話対応SIMの場合ですと、通話料をおさえる通話サービスがIP電話なのかプレフィックス(電話回線使用)なのかに分かれますので、ここもチェックする必要があります。OCNモバイルONEやmineo、NifMoはIP電話になり、IIJmioやBIGLOBEはプレフィックスになります。


  
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