2016年5月30日月曜日

arp AS01M(NTTコムストア販売) VS FREETEL priori3S LTE

 NTTコムストアで、arp AS01Mが11,800円(税抜)で発売されました。筆者もRAM 3GBと価格に心を奪われてしまい導入することにしたのですが、もとは2万円前後のarp AS01Mをここまで値引きした理由がベンチャー企業のFREETEL prioriシリーズの躍進ではないのかと思えてきました。FREETELのデバイスは2万円前後を中心にコストパフォーマンスがいいとされていましたが、いまでは競合製品も多くなり、特に子sつおパフォーマンスが高いとも言えなくなってきました。それと、SAMURAI MIYABIというSIMフリースマホに勝手に通信するアプリが入っていたことがわかり信頼が失墜し、事情通はもうFREETELのデバイスは眼中にない状況になっています。たぶん、チャイナリスクを織り込んでなく、製造を丸投げしていたところと事後にユーザーへの誠意のないアナウンスをしているということで、ベンチャー企業といえ資質の問題にまで発展しているかと思います。それは、さておきFREETELのデバイスはヨドバシカメラにコーナーがあったり市場に大きな影響を与える存在になっています。




3GB RAM搭載エントリーモデル! SIMフリースマホ arp AS01M(ホワイト)+選べるOCNモバイルONEセット(Yahoo!ショッピング内NTTコムストア)

 NTTコムストアのセール特価として、11,800円(税抜)で販売しているAS01Mです。スペックでは、RAM 3GBが目を引きますが、逆にSoCがMT6735P クアッドコア 1.0GHz、バッテリー容量が2,150mAh(電池パック式で交換可)、アウトカメラが800万画素など、RAM 3GB以外のスペックは格安スマホとしては1万円台前半のクラスのもので、通知ランプも搭載されていません。市場価格は、2万円前後なので、arpの知名度のなさやキャセイ・トライテック社では、初代Android端末の製品らしいので、中国メーカー製のものとして考えた場合に、11,800円(税抜)でも安くはないと思います。半年もせずに電源が入らなくなったとか故障のリスクがあっても、手厚いサポートは期待できない製品ですので、まずユーザーからは敬遠される類の製品だと言えます。


FREETEL priori3S LTE
 はじめpriori3 LTEを取り上げようと思ったのですが、priori3S LTEにしました。arp AS01Mと同じMT6735PというSoCを採用しています。液晶も同じ5インチサイズです。違いは、4,000mAhのバッテリー(固定式)とWi-Fiでは5GHzにも対応し、RAM 2GBでROM 16GBです。1万円台ではスペックだけみればライトユーザーには十分なものだと言えます。これも通知ランプがついていなそうだけど、前々モデルpriori2の処分売りが盛況だったので人気があるように思っているユーザーも多いですが他社の製品も多くなってきているので、以前ほどは人気がないです。1万円台なら中古(白ロム)キャリアスマホを導入するのがベターだと思っているユーザーが大半だと思います。
 さて、今回はなぜarp AS01Mがこんなに値引きされているのかという副題がありまして、筆者の考えではFREETELの格安スマホに対抗したものではないかという憶測にたどり着きました。ヨドバシにコーナーを持つFREETELは、一般ユーザーへの訴求力がネットだけの展開の製品と比べるとアドバンテージがあり、それに対抗するにはスペックで上回らないことには話にならないというところがあります。これは、格安スマホレベルの製品の仕上がりだとスペック重視になるという現状がありますので、必然的にスペック競争というところになってきます。これまでは、価格競争だったのですが、スペック面でどれも同じようなものばかりで、さすがに飽きられてきたというところがあると思われます。