2016年5月24日火曜日

SIMフリー格安スマホZenFone2 Laserのカメラ性能について

 海外メーカーのSIMフリー端末では、あまりカメラの画像に期待が持てないと思っているユーザーが多いだろうと思われますが、ASUS ZenFone2以降の1300万画素アウトカメラの評判がよいので、外出時に撮影をしてみました。カメラの評判がよいと言っても、以前からの格安スマホに比べればということだと思います。
ZenFone2 Laser

 筆者が使っているのは、以前人気のあったZenFone5のカメラを強化した後継機とも言えるZenFone2 Laserで、名前にLaser(レーザー)とあるように、暗いところでもレーザーによるピントあわせができるという強みがあります。

最大ズームで撮影したものを切り抜きした画像 オートかHDR
  ZenFone2 Laserは、スリープ時のタッチパネル(画面)にアルファベットの「C」文字をなぞると、カメラ起動で復帰します。駅のホームから線路を最大ズームで撮影しました。本体を片手で持って、普段使い的な感覚で、さっと撮っています。オートかHDRかは忘れましたが、どちらにしてもややのっぺりした印象の画像だと思います。レールの質感が思った以上に表現されていないところが気になります。
 この画像をみると、For Mobileの限界を感じさせます。本体の狭いスペースにカメラ機能を搭載しているスマホの限界ということなんですが、モードをうまく選んで使いこなせば画像の改善ができるところだと思います。

たぶん標準でオートでの撮影したものを切り抜いた画像
こちらは色合いをみるのに撮影したものです。肉眼では、もう少し鮮やかな感じがあるのですが、色合いの表現もいまひとつな気がします。また、ZenFone2 Laserのディスプレイはドギツイ系なので、さらに違和感のある画像になりますが、格安スマホにありがちなノイズについては、気にならないレベルだと言えるかもしれません。
 スマホのカメラ性能は、SoCに依存しているところもあります。キャリアスマホの国内メーカー製のいいものだと、それに独自の映像エンジンを積んでいたりするので安定感が違ってきます。筆者はカメラにうるさいので、ZenFone2 Laserのカメラ機能を積極的に使っていこうとは思いません。個人で利用するのであれば、好みにもよりますが問題ないところですが、総合的にみるとLaser搭載以外での特長というものもなく、また使えないほどでもない。簡単に言ってしまえば、まだ調整不足なところがあって、これで良しとするかどうかというところだと思います。
 ZenFone 2 Laserのカメラ性能をみてきましたが、画像そのものは数年前ぐらいの仕上がりだと思います。1300万画素で、鮮明さがあっても細かいところをみると調整不足なんですが、格安スマホで、ここまで撮れるという視点からみると、なかなかなものだと思います。ユーザーには、もともと格安スマホのカメラは使わない方も多いと思いますし、カメラ性能にウェイトをおくなら必然的に選ぶスマホの機種も変わってくるところなので、同じ価格帯でのスマホのカメラ性能比較的な評価になりますね。