2016年5月29日日曜日

格安スマホってナニ?という素朴な疑問の回答を考える

 格安SIMサイトでは、海外製を含めた格安スマホが端末として用意されています。いまでは、高速データ通信のLTE対応モデルが1万円台からあって、2万円前後に多くの格安スマホがひしめき合っている状態です。2万円前後の格安スマホについて、まとめてみようと思っていたのですが、その前に格安スマホってナニ?というところを考えることにしました。
 格安SIMが2年前に話題になり誰でも知るところとなりましたが、それまでの多くのユーザーはキャリアの端末を使っていたと思います。SIMフリースマホをキャリアにも端末を供給しているLG電子(韓国メーカー)が数年前に発売しました。その頃は、国内メーカーでは台数限定でSIMフリースマホを提供するぐらいで、なかなか使えるSIMフリー端末が手に入らない状況でした。G2 miniは、ほとんどの格安SIMで採用されたと思います。
LG G2 mini LG-D620J
 SIMフリースマホというと、キャリアのものと違い防水仕様、おサイフケータイ、ワンセグ、赤外線通信がないものがほとんどです。機能を最低限必要なものに絞り込んで、価格をおさえたものと考えていいかと思います。よく、格安スマホがコストパフォーマンスに優れているとする記事がありますが、機能を絞り込んでいるので安いのは当たり前ですし、ボディーの仕上がりをみても価格相応なものです。
 さて、格安スマホユーザーはどんな使い方をしているのかということなんですが、筆者の場合でいえば、メインのキャリアスマホが故障した時の予備機として、日ごろはデータ端末として少し使う程度なので、たいていはそんな使い方をしているのではないかと思います。あとは、子どもに持たせるものとかですか。格安スマホでも、ある程度スペックを押し上げたものはゲームとかに使われていると思います。いろいろと遊ぶにはいいデバイスだと言えます。
 しかし、最近では格安スマホも生き残りをかけて頑張っているようです。格安SIMでもMNPに対応するなど、通話メインの使い方をするユーザーの取り込みに躍起になっています。そうしたニーズを満たす携帯型スマホも登場しています。正直いって、なにがなんでもスマホでなくてはいけないということでもないですし、ユーザーとしては選択肢があった方がないよりかはいいと言えます。
 まとめてみますと、海外製の格安スマホは価格で勝負していたところがあるのですが、キャリアの中古(白ロム)スマホが数年前のモデルで1万円台になっていて、ライトユーザーなら現在でも充分使える性能のものを求めることができます。こうした状況の中、少し前はカメラ性能を強化したり、いまはバッテリーを強化した格安スマホが登場し、なんとかニーズにこたえようという動きが見受けられます。また、通話がメインで、あとはメールチェックぐらいしかなしないユーザーにとっては、1万円以下の3Gのみ対応のSIMフリースマホでもいいわけです。この価格帯でも、キャリアの3Gのみの中古(白ロム)スマホが場合によってはありますので、中古ですとバッテリー劣化の問題がありますが、そこをクリアできるなら、品質の良いキャリアのスマホを使った方がいいのではないかと考えるのが自然だと言えます。そもそも、詳しくない一般ユーザーがはじめから格安スマホを使おうと考えることは、まずありえないと言えます。むしろ、格安スマホを使いこなせるのは中級者以上でないと難しい面もありますね。
 余談ですが、筆者は先日RAM 3GB搭載で、価格が11,800円(税抜)のarp AS01MをNTTコムストアで注文しました。注文後に知ったのですが、これには通知ランプがないとか。先にあげたSIMフリースマホG2 miniにもないんですよね。まぁデータ専用端末を想定しているので、それでもいいですが。しかし、よく考えてみるとRAM 3GBとSoCのMT6735Pへの関心で、予算もないのでやっちゃた感じですね。