2016年5月31日火曜日

最近の格安スマホのまとめ ライトユーザー向け

 少し前までFREETELのコストパフォーマンスが高いと評判の格安スマホ群が登場して、それに他社が追いついてきた2016年5月ですが、ここにきてNTTコムストアがさらに11,800円のRAM 3GB搭載の5インチSIMフリースマホarp AS01Mと同じく11,800円(期間限定セール特価)のHUAWEI Y6を投入してきて激しく競合を展開しています。とはいうもののスペック面では、コストをおさえた端末なので特長がなく、情報通にとっては飽きがきている部類のスマホだと言ってもいいでしょう。スペックだけではなく、耐久性もコストパフォーマンスの中に当然含まれますので、総合的にみるとあまり変わり映えがしないのが格安スマホの特徴でもあるかのように見えます。ここのところは国内メーカーでもヒット商品の開発が難しいので、中国メーカーに期待するのは酷と言うものかもしれません。
 最近の格安スマホの傾向としてバッテリー強化がありますが、限られた予算の中では順当な取り組みだと言えます。ZenFone Maxは、5,000mAhのバッテリーを積んでいます。結局のところ、ロースペックのSoC開発がパッとしないこともあって、いまのところ目先のスペックを底上げするぐらいしか差別化が図れず、価格的には限界に近いところではないかと思います。筆者でも、さすがに格安スマホに3万円以上は出す気はありませんから、2万円前後での展開がしばらく続くと予測できます。
 国内メーカーは携帯から開発をしているので、通話技術についてはノウハウの蓄積があるのですが、中国メーカーはそれもなく電話機能ついては電波通信を含めてさほど期待できるところではないので、キャリアスマホの中古販売が整備されてくると駆逐される運命なのかとも思えるところがあります。もう少しボディーの仕上がりに完成度を持たせて、チープな感じを払拭してもらわにことには、スペックだけあげても国内ユーザーには満足度の低い製品という評価しか得られないことに気づいてもらいところです。