2016年5月1日日曜日

格安スマホ疲れについて考える

 一般ユーザーにとって、格安SIM用のスマホなりタブレットを選ぶことは苦でしかないように思えるのだが、候補端末として格安スマホほど骨の折れる(下調べが大変な)ものもないと思える。現在、筆者は格安スマホのZenFone2 Laser(ZE500KL)をデータ端末のサブとして活用しているが、携帯キャリアのスマホと比較すると、いろいろ不満なところがでてくるところだ。
 格安スマホとは、たいてい海外製の割安感のある端末を指し示すことが多いのだが、価格の割には使えるという程度で、特に性能がいいと言うわけではない。本体価格に似合うか若干それ以上の性能があれば、一応は満足できるといったもので、全部入りの携帯キャリアのスマホようなオールマイティな利便性は兼ね備えていない。ここは必要な機能のみを持つデバイスをリーズナブルな価格で導入したいというユーザーに支持されているだけのことなのである。
 ZenFone2 Laserをみてみても、筆者の好みもあるのだけども、mineoのauプランを利用したいということもあって、メインで使える au スマホを検討している最中だ。docomo網の格安SIMの場合、docomoの端末と格安SIMとの組み合わせでは、テザリングが利用できないので筆者にとって、ほとんどのdocomo端末は不要ということになってしまう。ZenFone2 Laserはソフトウェア更新で、KDDI au 4Gのデータ通信もできる端末ですが、通話はできないのでメインとしてはどうなのか考えてしまうところです。
 あえて筆者の要望をかなえる選択肢となるのが、au VoLTEとdocomoのマルチキャリア対応の富士通のarrows M02になるところなのでが、性能的にはカメラが800万画素で、Wi-Fiは2.4GHzのみの対応、バッテリー容量が2,330mAhということになると、数年前のキャリアスマホの方がやや性能がいいということで、白ロム(中古)を検討したくなるところですが、バッテリーの劣化などを考え含めると、そう簡単な話でもありません。また、コストだけにこだわるのなら格安スマホをみていくことになりますが、その性能や品質からメインとしては役不足なのは自明なところではありますね。
 筆者の場合、格安スマホについての下調べなどをかなりしていると思いますが、ZenFone2 Laserをデータ端末のサブで使えるだけでも報われたとするしかないのかなっと思ってしまいます。また、格安スマホのメーカーは、どういった企業なのかさっぱりわからないので、迂闊には導入できないというところもあります。キャリアの検証試験もない格安スマホは、品質面での不安がつきまとうといったところもあって、最近ではいささか格安スマホ疲れのようなものを感じてしまいます。