2016年5月9日月曜日

単純に通信費をおさえる為の格安SIMを考えてみると

 通信費をグッとおさえることができる格安SIMも、一般ユーザーからみたら不安材料が多くなかなか導入に踏み切れないでいると思います。しかし、単純に通信費をおさえるという視点でみれば、日ごろ通話をあまりしないし、SNSをちょっとするぐらいでしたら、キャリアのスマホよりかは通信費を安く済ませることができることは明らかなので、子どもに持たせるのなら格安SIMでいいかなっと考えるところであります。
 そこで、思いあたるのが110MB/日という日次コースのあるOCNモバイルONEです。これは、毎日110MBを付与されるので、ヘビーユーザーには向きませんが、子どものスマホ中毒を懸念している場合に、SNSを友だち同士でするのには充分なデータ容量ですし、ゲームや動画などには使えない仕様でもあるので、これに音声通話機能を付けておけば、日ごろデータ使用量などをチェックをする必要もないですし、一応は安心できるかなっと思えます。
 実際使ってみると、格安SIMとキャリアの違いと言えば、データ通信速度が比較すると遅いということで、この点に不満がなければ、格安SIMが使える端末さえあれば、あまり不便さを感じないところかとも思えます。筆者は、格安SIMのデータ通信をノートPCとかにテザリング機能を使って、ネットにつなぐことがメインなので、格安SIMではドコモ端末のテザリングは使えませんので、ドコモ端末は基本スルーしているのですが、テザリング機能を利用しないユーザーなら、ドコモ端末にドコモ網格安SIMを入れて利用できるので、そんなにハードルは高くはないはずです。最新のVoLTE対応端末については調べてないので、そこらへんがどうなっているかは調べないとわかりませんが。Android OSについても、OSバージョンが4.4以降であれば、パケ詰まりも発生しないようですし、OSバージョンに気をつけて端末を選べば、そんなに問題もないかなっと思います。
 音声通話の安心感からキャリアとの契約を優先して考えたいユーザーが多いと思います。そもそも、格安SIMはデータ通信を安く利用できるというところが最大のメリットではあるので、データ端末に格安SIMを導入するというのがメインストリームではないかと思えます。また、キャリアサービスに依存している利用が多い場合、とてもじゃないけど格安SIMは、お勧めすることはできないのではないかと思います。PC環境があって、様々なサービスを自力で申し込んだりして、必要なサービスを受けることができるようにできるユーザーでないと、スマホ1台だけで済ませるのは、結構骨が折れる作業になるのではないかと思います。総合的に考えてみても、格安SIMは、補助的なデータ端末としての性格が強いとも言えます。
 しかし、実際には音声通話機能付の格安SIMを導入するユーザーが多いことも確かです。複数台契約などには、コスト面でのメリットが大きくなりますし、保険として回線を保持しているというユーザーも数はどうかわかりませんが、筆者を含めていることでしょう。
 通信費をおさえられるといっても、価格を追ってばかりだと必要条件に満たない仕様の格安SIMをつかんでしまうケースもできてきますので、利用内容の条件をしっかり設定してから選ぶ必要があるかと思います。So-netの0SIMは、話題になりましたが用途にあわないのなら無闇に契約せずにスルーしておいた方がいいような気がしますね。