2017年2月19日日曜日

格安スマホのメインとサブとの違いを考える

 格安スマホを去年から使いはじめたこともあり、メインとサブ機の違いを考えてみようと思います。今月25日(2017年2月25日)に発売されるSIMフリー Wiko Tommy(5インチHD液晶搭載端末)を国内投入するということで、その点も含めて考えていきます。
 メインの基準として、まず国内ユーザーが考えることは防水・防じん仕様であるかどうかと、おサイフケータイ機能があるかないかだと思います。価格性能比から、この2つの機能を切り捨てた格安スマホを選ぶといったこともありましたが、数年前のキャリアスマホでもSNSやブラウジングには問題ないスペックのものが中古市場で、1万円前後でも手に入るような状況になっていますので、中古を気にしないユーザーは品質の高いキャリアの中古スマホも候補になっているようです。
 おサイフケータイ機能がある富士通arrows M03と前機種のarrows M02が、SIMフリー端末としては最有力候補と思えますが、キャリアのスマホでも約半年後にSIMロック解除ができるようになりますので、格安SIMだけを用意すれば乗り換えることができます。
 SIMフリーの格安スマホというのは、はっきり言えばコストダウンされたものなので、どの機能を優先するかで選ぶ機種も異なってくるところです。通信機能については、キャリアに端末を供給しているメーカーでしたら、ノウハウはありますので一応の目安にはなります。価格からみると、1万円前後のものとなりますと、かなり厳しいスペックになってしまうと思います。ゲームを楽しみたいユーザーであれば、スペックを重視して格安スマホでも数万円するものを選ぶことになりますが、液晶表示の品質はあまり良くないので、実機を事前に確認する必要があります。Wi-Fiでは、2.4GHzと5GHzがあって、5GHzのみのサービススポットもありますので、それを利用したいのであれば、5GHzにも対応している端末を選ぶ必要があります。
 メインとして重要な基準の一つに、バッテリー持ちがありますが、これは使っていくうちにバッテリー持ちは劣化していきますし、バッテリーの品質も問われるところですので、信頼できるメーカーのものを選んだ方が無難だと言えます。充電機能に問題があって、バッテリーの劣化を早めてしまう格安スマホも中にはあるようです。これは故障していると言ってもいいものだとは思いますが。
 思いつくままに、まとめてみましたが、用途によってメインの基準も変わってくるところなので、一概には言えませんが、ボディーの仕上がりや精度を求めるとなると、やはり国内メーカーから選んでいくことで失敗を回避できるかと思います。
 最後にWiko Tommyですが、価格が14,800円(税抜)なので、SoCはローエンドのSnapdragon 210を採用しています。動作クロックは、1.3GHzなので基本的な動作には問題なさそうですが、ゲームなどのビデオ性能(3D)は、上位モデルのSnapdragon 410よりも劣りますので用途も限られると思いますが、フランスのベンチャー企業ということで、パーツやボディーの仕上げなどの品質に期待したいところです。実際に海外製のSIMフリースマホを使ってみると品質の低さを実感してしまうので、次は何にしようかということをすぐに考えてしまうので、そういうことを思わせないものをWiko Tommyに期待してしまうわけなんですが、価格が価格だけに期待できないところなのかもしれません。何はともあれ実機を手にして、いろいろ試してから判断したいと思っています。