2017年2月25日土曜日

ファンレスタイプのGTX1050Ti 4Gが発売されました

 数年ぶりに軽いオンラインゲームができる自作PCを組むつもりで、PCパーツの下調べをボツボツと年末からはじめ3月になろうとしていますが、2017年はインテルのKaby-Lakeが発売になったり、来月の3月3日には、AMD RYZEN(新CPU)が解禁になったりと大きな動きのある年にぶつかったと思っています。例えるなら、まさに事故レベルのものだと言えます。当初の目的は、軽めのオンラインゲームでしたので、NVIDIA GeForce GTXを中心にグラフィックボード(グラボ)情報も追っていたのですが、2月に入ってユーザーによっては待望のGTX1050Tiのファンレスタイプが発売になりました。

Palit NE5105T018G1-1070H (GeForce GTX1050Ti 4GB KalmX)

 ミドルレンジのグラボとしては、補助電源がなしということでも注目されるGTX1050ですが、「Ti」が付くモデルでのファンレスタイプとは意表を突かれました。前のモデルGTX750Tiでは、4K目的で導入されるユーザーさんが多いようでしたが、ゲームなどの高負荷を数時間かけると、GPUの温度がどうなっていくのか気になるところです。
 このファンレスモデルの増設は、PCケース内のエアフローをキッチリ計算しておかないといけないような気がします。しかし、高負荷を長時間かける使い方でなければ、そう神経質にならなくてもいいぐらいの発熱量なら、同じくファンレスタイプのGTX750Tiとあわせて静音性を重視したグラボ選びの有力な選択肢になるかと思います。ファンの音が気になるユーザーにとっては、まさに朗報ですね。
 自作PCのグラボ選びは、CPUをインテルからAMDの中古に変更したことで、AMD Dual Graphicsを想定してのRADION HD6670に注目し、そのスペックが目的の用途には足りないのではということで、下調べ不足のまま安くなっていたHD7770を導入しました。
SAPPHIIRE RADION HD7770 GHz EDITON 1GB GDDR5

 HD7770は、2012年ごろの製品で、当時はワットパフォーマンスに優れたグラボとして紹介されることが多かったものです。
 このHD7770は、HD7750の上位モデルになりますが、ベンチマークのスコアをみてみますと、GTX750Tiとは、かなりの差があります。そこで、グラボ2枚を同時にドライブさせるCrossFireXで、スコアを稼ごうと思ったのですが、筆者が用意した電源は、500Wのものですし消費電力からみても非効率な気がして、その気にならない状況となっています。中古での話になりますが、HD7770の2枚分で、GTX750Tiに手が届きますので、もう少し先にグラボ情報によく目を通していれば、HD7790という選択もあったのかと思いますが、5,000円以上かかるなら1万円前半のGTX1050の新品にしたほうがいいかと筆者も考えます。いづれにしても今回のグラボ選びは、GTX1050Ti以上のものを導入するまでのつなぎ役という位置付けのもので、自作PCを組みあげる為のモチベーション作りにもなっていますので、予算の範囲内で楽しく遊べたらいいなと思っています。