2014年12月17日水曜日

UQ Mobile のスマホ 京セラ「KC-01」とLG G3 Beat に、もうひとつ欲しかった

 KDDI(au)回線の格安SIM 2つ目が、KDDIの自前の子会社から提供されるということになり、どんなスマホを用意するのかが注目されていた。というのも、KDDIとdocomoでは、互換性がないのでdocomo端末をKDDIで使えないのは常識だからだ。
 京セラの「KC-01」は、まさにビジネスユーザ向けで、悪く言えば味も素っ気もないように見える。また、LGは韓国企業なので、海外製品らしいデザインで好みがでるところだろう。どちらも、ASUS ZenFone5が国内で発売された後なので、ほとんどインパクトのないものになってしまった。
 現在、AppleのiPhoneか、もしくは格安の中国製スマホに人気が二分されている。ミドルレンジは、そもそもあまり人気はなく、格安SIMに対応した実用レベルのSIMフリーの端末がほとんどないことに不満を持つユーザが、コストパフォーマンスの良さもあってZenFone5に集中したというのが売れている理由のひとつで、ユーザ拡大につながるだけの魅力があるスマホではない。そもそも、ミドルレンジは、事足りるスペックになるし、付加価値をつけるのが難しいクラスのスマホだと言える。
 UQ Mobileの用意したスマホも、格安SIMで使う端末供給不足を解消することにはなるが、どちらもミドルレンジであり、ユーザ拡大にはつながりにくい機種と思える。ハイスペック寄りの国内メーカー製スマホなどを用意しないと、先の「mineo」がすでにユーザを確保しているで、ちょっと目標までは、いかないのではないかと心配してしまう。