2015年3月14日土曜日

VAIO Phoneは、台湾製パナソニックの海外向けスマホ「ELUGA U2」とそっくりのブランド貸し端末だった

 日本通信(b-mobile)から発売される日本通信製VAIO Phoneは、発表されるやいなやネットで炎上しているようです。原因は、パナソニックの海外向けスマホ「ELUGA U2」とほぼ同じものだったから。それもそのはず台湾の同じメーカー製だということです。価格も、2万円ほど高い設定になっています。大手キャリアと同じように割引をする為に、予め価格設定を2万円引き上げたそうです。スペックが同じような「ELUGA U2」が、約3万円なので無理がある設定です。
 また、VAIOということでの期待感が大きかった反動から、VAIOのロゴが付いただけという酷評がネットを席巻している状況です。詳しく記事を読むと、VAIO側は開発には、一部監修をしただけとか。日本通信が提供するSIMカードも、VAIO Phoneに紐付けされたもので、他のデバイスでは使えない模様。
 いまのところ、批難を浴びることで注目は集めることに成功しています。VAIO側では、ブランド貸しをしたことで本業での信頼失墜まではいかないにしても、ブランドイメージに傷がついたことは確かです。今後も両社は共同で、とありますが第2弾は今回ほど注目を集めることはできないでしょう。
 販売面を考えますと、VAIOブランドだけあって販売台数は稼げるのではないかと思います。筆者からすると単体での価格がいくらになるのか気にはなりますね。ASUS ZenFone5並の3万円前後なら、VAIOブランド効果も期待できますが、5万円ではね。もしかして防水機能もないとかならスルーすることになりそうです。