発売まであと数日に迫ったAQUOS wish5は、海外メーカーの独壇場でもあったエントリークラスに一石を投じることになるのか?ということで話をしたいと思います。シャープも台湾鴻海傘下ですが日本人向けの製品を製造できる企業ではあります。
前機種のAQUOS wish4は、SoCが古めのDimensity 700ということで買い控えしていた層は新製品AQUOS wish5 でDimensity 6300になったことで動くのかどうかいうところがあります。実際に数年前の他機種Dimensity700端末がありますが個人的にはいまからの導入は難しいという動作印象です。携帯キャリア販売ですと製品知識のない人たちに向けてノルマにまかせてセールストークを展開して、よくわからないままに契約をとりますし、このブログの閲覧数は二桁レベルなのでスマホ市場に影響はほとんどないので言いたいことをそのままでいうと今人気のキャリア販売しているGalaxy A25 5G のSoCはDimensity 6100 Plus なので若干AnTuTu V10ベンチスコアでは上になるDimensity6300になればエントリークラスAndroidスマホ選びでは少しでもスペックの高いものを選ぶ必要性が高いところであるのでAQUOS wish5はエントリークラスだけでみると買いにはなると思います。上位SoCのDimensity7025ですとGPUスコアがそれらよりも低いです。裏を返せば、それだけAndroid OSを使うのにギリギリのスペックしかないので少しでも用途にあわせてスペックの高めのものを選ぶことが最優先されると言うことになります。RAM にしてもRAM 6GB以上がAndroidには必要だと公式がだしているそうですが、そこは仮想メモリを追加することでギリギリ以下をカバーしています。
AQUOS wish5 に人気が集まると競合海外メーカーのエントリークラスがまったく売れなくなるということもありえます。しかも耐衝撃仕様のタフネススマホですし洗えるものなので衛生面もバッチリですから一般ユーザーがスマホの製品知識を知るところとなれば、あとはブランド力での競争になりますので日本人向け製品が製造できるメーカーとしてみるとAQUOSや中国レノボ傘下になったFCNT合同会社のarrowsぐらいになります。SONY Xperiaはエントリークラスを出すのかは知りませんけど。中華メーカーの最近のAndroidスマホの背面とくにカメラレンズ周りの異様なデザインは海外向けのもので日本人好みではないと言えますので、中華メーカーもキャリアの壁もありますし国内で販売台数を増やす気はなくなったとみていいでしょう。
海外メーカーのエントリークラスのAndroidスマホはコスパがいいと売られてきましたが一般ユーザーはサポート期間やバッテリーもちの方を気にしますので、SoCの話はかみ合っていませんが、3D性能であるGPUはミドル以下だと削っていく傾向が新エントリークラスのSoCに見え隠れしてきていますので、Dimensity 6300はGPUを削る以前ぽいスコアでミドルレンジのスマホが候補外である待ち受け主流派で、たまに軽めのゲームも楽しみたい層(その場合はROM 128GB版推奨)には即買いじゃないですかねとは思います。予備機としてはスペックは高くはないので短期間しか稼げませんから即使う人向けだとは思います。
ここで別角度として問題になるのは先のarrowsシリーズを出していたFCNTの経営破綻ですが、人気で売れていたというのはキャリア販売分を含めた出荷台数を売れているとしていたと思いますので実際にはエンドユーザーにarrows Weは届いていなかった説を含めてみても、海外メーカーの独壇場だったエントリークラスのスペックであるディスプレイ6.5インチ以上、バッテリー容量5000mAhでSnapdragon 480とDimensity 700 以上で実績があっただけに今回のAQUOS wish5 は多少スマホの製品知識があるエントリークラス狙いの層にとっては朗報ですしFCNTのミドル端末の不人気な件からも逆にキャリアでは人気のあるAQUOSですので、かなり影響がでるかもと思います。契約している某格安SIMでも6/26発売なので筆者も導入を検討中です。とにかくキャリア販売台数は何十万台規模ですのでエントリークラスの普及版Androidスマホとして受け入れられるとその後も同じ機種を求める傾向が強いと思いますのでSoCも少し実用域に近寄りましたし、その可能性はあると思います。筆者も待ち受け主流でアプリちょい使いなので期待するところです。
Androidスマホの製品寿命は、OSアップデート2回まで、セキュリティアップデートサポート期間が3、4年間と極端に短いものになりますので不要な機能は削りまくって用途以外のものに無駄金は一切出さないということでないとエンドユーザーのスマホ運用はやっていけないところがありますので優れた経済観念を見せつけるところではありますね。そういう点を含めてもセキュリティー面に不安を抱える端末を安いから無理して使い続けるのは不経済だといえます。
これらを総合的にみてもAQUOS wish5の発売は激震に近いものがあるのかもしれないとは思っています。しかし、キャリアの対面販売を頼りにしているスマホ知識のない層がユーザーの大半を占めているので、まったく変化がないのかも知れません。