「格安SIM」と呼ばれているものは、「仮想移動体通信事業」(MVNO)が提供する利用料金の安い通信サービスのこといいます。近頃では、「格安スマホ」という言葉が新聞・雑誌にありますが、MVNO会社が「格安SIM」とセット販売する海外製のスマホや国内メーカーのものに使われたりしています。
ほとんどの格安SIMは、NTTドコモから回線を借り受けて、ユーザーに通信サービスを提供しています。つまり、格安SIMはNTTドコモのXiとFOMAの回線を使った通信サービスになります。NTTドコモ以外では、KDDI au 回線を借りているものが「mineo」と「UQ mobile」の2社があるだけになります。(2015年3月11日現在)
NTTドコモから回線を借り受けている「格安SIM」ですが、運営内容によってデータ通信速度がいつも遅いなどの現象が発生したします。例えば、NTTドコモから回線を小規模で借りて、小規模な回線に多くのユーザを押し込むような「格安SIM」ですと、回線が混雑しやすくデータ通信速度も遅い状況になりやすいのです。利用する際には、事前に健全な運営をしている「格安SIM」なのかチェックしなくてはいけません。
また、利用状況によって、速度制限を受ける場合があります。速度制限対象になる場合の条件は、それぞれに異なり速度制限実施期間もはっきりとしていません。「格安SIM」を利用する際には、そのMVNO事業会社が信頼できるものなのかどうかも重要なことになってきます。