ソニーストアで「VPA0511S」を検索するとVAIO Phone Aのページがすぐにわかります |
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IIJmio |
VAIO Phone Aの化粧箱に入っていたカードの裏面 |
通信面では、ドコモVoLTEに対応していて、高速通信のキャリアアグリゲーションにも対応しています。筆者は詳しくなかったので、au回線の格安SIMを使うつもりでしたが、ネット情報や対応Bandからみても向いていないといえるようです。
発売といっても、Windows 10 Mobile搭載ですでに発売されたVAIO Phone Bizとほとんど同じですから、話題性にとぼしくメディアでは、VAIOらしくないとケチをつける余計なことを言いはじめる始末なんですが、確かにSoCがSnapdragon617(オクタコア)というのは性能がどうのこうのというより話題として取り上げにくいところがあります。筆者はコスト優先で最低限の性能があればいいと考えているユーザーなので、Snapdragon410(クアッドコア)の端末を使っていましたが、コア数が増えたことでの安定性の向上と処理速度が体感的にも少しあがったぐらいであって、一般的な評価でもあるようにミドルレンジクラスの標準的かそれよりもやや下ぐらいの性能ではないかと考えています。ゲームをするユーザーには、かなり物足りないスペックではないかと思います。
VAIO Phone Aには指紋認証センサーがないので、シンプルというかトレンドに取り残されたイメージを持ちやすいですが、このほかにもおサイフケータイを搭載させるとどこかしらコストダウンの影響がでそうなので、基本動作のクオリティーに影響するようなコストダウンをするなら、指紋認証センサーもおサイフケータイも省いてもらたほうがいいです。そうでないと、24,800は無理だと思います。しかし、これはどちらかというとVAIO側の事情から結果的に、こうなったということだと思います。
IIJmioサプライサービスで、19,800円で現在のAmazonギフト券プレゼントキャンペーンを適用させて、5,000円のギフト券がプレゼントされるというこで、導入に踏み切ったわけですが、正直ギフト券はおまけみたいなところです。よく、実質14,800円になるとかうそ吹いてますが、現金ではなくギフト券はギフト券です。先にもいったように、筆者は、すでにIIJmioユーザーで、IIJmioの品質と使い勝手も知っていたことが決め手にもなっていて、他の格安SIMで同じ19,800円という価格であってもスルーすることになっていたでしょう。どういうことかというと、予算20,000円ぐらいであれば、ほかのSIMフリー端末でもなんとかできそうだと思っているのと、導入する前に想定していたau回線の格安SIMでの運用に向いていないことがわかったからです。ドコモ回線の格安SIM想定であれば、個人的には導入理由として、5.5インチフルHD液晶であることとキャリアアグリゲーション対応であること以外には見あたらないと思えます。一般的には、この価格でキャリアアグリゲーションの高速通信機能を搭載しているというところに特長があるといえるでしょう。これに本機のアルミ削り出しボディーであるとか、安曇野FINISHの品質管理をどうみるかで、VAIO Phone Aが個々のユーザーの目にどう映るのかということになってくると思います。
筆者はVAIO Phone Aを仕事用のデータ通信端末として使っていく予定でいます。サイズから通話には使いづらいと思いますのが、いくつかある格安SIMとの兼ね合いからメインとして使えるなら使っていこうかとも考えています。