2016年6月15日水曜日

SIMフリー arp AS01M VS ZenFone2 Laser

 RAM 3GB搭載のarp AS01Mを導入して、それまで所有していたZenFone2 Laserとの比較を雑感を交えて考えていこうと思う。
ZenFone2 Laser

 RAMといえば、いままでRAM 1GBばかりだったSIMフリースマホから、RAM 2GB搭載のZenFone5が登場して人気になった。そのZenFone5のカメラを強化した後継機とも言えるZenFone2 LaserもSIMフリースマホとしては人気になったようである。一方、ほとんど無名とも言えるarpブランドのAS01Mは、RAM 3GB搭載ということで注目を集めるデバイスだと思われるのだが、手にして思うのだが、価格のこともあるのだがこういうSIMフリー端末もあるのだなというのが率直な感想。筆者は、OCNモバイルONEのSMS対応データ通信専用SIMで運用しているので、携帯電話としては、IP電話をたまにかけるぐらい。ほとんど自宅Wi-Fiとか充電できる環境で使っている。ZenFone2 Laserもそうなのだが、テザリングさせると手持ちのノートPCとは相性の問題なのか接続にもたつくので、arp AS01Mを導入した意味が薄らいだといった感じだ。
 格安スマホといわれるSIMフリー端末を手にすると気になるのが液晶表示の色合いだ。AS01Mは特に青やら特定の色がドギツイ。そういった傾向は、ZenFone2 Laserにもあって、ブルーライトカットフィルターのアンバー系のものをかけると、不自然さも改善されるところがある。キャリアのスマホは、ワンセグを搭載しているので色調整が割りとしっかりしているだけに、そういう違いが際立つようだ。液晶表示にシビアなユーザーには向かいない端末だと言える。
 また、通信系については国内の周波数帯にしっかり対応しているZenFone2 Laserが通話ができるエリア範囲が広いので、音声通話重視のユーザーには、3G回線のFOMAプラスエリアに対応していない arp AS01Mは向かない機種と言えるだろう。
 しかし、実際には使い勝手から筆者は、arp AS01Mをデータ通信ではメインとして使っている。用途としてゲームもしないし、メールやブラウジングの他では、書類ファイルが読み込めればいいだけなので、SoCがMT6735Pでもなんとかなりそう。ZenFone2 Laserは独自のアプリやらビギナーには優しい完成度の高さがあるが、筆者の場合は自分で好みのものにアプリを使って出来るので必要ないところでもあるのです。それだけ、arp AS01Mは素に近いといえるほど余計なアプリが入っていないと言える。
 それと、動作については、ZenFone2 LaserはAndroid 5.0だからなのか、使い込むとややもたつく傾向があって、その度にアプリの管理を見直したりしているので、その点Android 5.1のAS01Mは、RAM 3GBということもあってアプリを多くインストしているだけど、それほどもたつなかいということになっています。
 いづれにしても、価格からボディーの剛性とか加工精度など、耐久性について不安がないと言ったらウソになりますね。特に、AS01Mについては、突然電源が入らなくなった時の備えをしておこうかどうか考えることがあります。バッテリーについては、ややZenFone2 Laserの方が持つような感じです。AS01Mはスリープ状態にならない感じですね。省電力設定をしっかりしておかないと意外とバッテリーが持たないといった印象です。そういう点も含めて荒削りな出来です。もう、一台AS01Mを導入しようと思ったのですが、液晶表示の色合いもそうですが、バッテリー持ちが改善されないとことには、ちょっと無理かなと思っています。
 格安SIMのIIJmioをZenFone2 Laserに、OCNモバイルONEをarp AS01Mに入れていますが、携帯するには役不足なところがあって、それ用のデバイスが必要かなと思います。ZenFone2 Laserについては、しっかりしたケースが用意できれば問題ないぐらいのものだと思いますが、やはり耐久性の点で、どうなのかと思うことがありますね。
 最後に追加しておきたいと思ったのが、音声品質なのですが、AS01Mは格安スマホといわれるものなので、音質には期待していなかったのですが、特に違和感もなく聞ける普通の音質で、シャリシャリして聞き取りにくいなどといったことはありませんでした。普段使いにも問題ないと思います。