2016年6月25日土曜日

SIMフリースマホは、リテラシーがあるユーザーに良い選択肢なのかもしれない

 格安SIMの流行もピークを過ぎて、落ち着きをみせているような雰囲気の昨今ですが、あれだけ話題になった格安SIMも、国内メーカーのSIMフリースマホが3万円台からということでスルーするユーザーも多かったのではないかと思います。ほか、海外製のSIMフリースマホのクオリティーが国内ユーザーにとっては低すぎたということも、格安SIMの普及にブレーキをかけた要因であったことは見逃せません。
 筆者も、SIMフリースマホで人気のあったZenFone5の後継機にあたるZenFone2 Laserと先月、arp AS01MというNTTコムストアで、大幅値引きをしている1万円台の格安スマホを使っていますが、ZenFone2 Laserは普段使いできるほどのものがありますが、arp AS01Mは自分でなんとかなしないといけないところが多い、多少スマホやアプリについての知識がないと使いこなせないのではないかと思いました。
 これは、キャリアのスマホとの比較でも言えることですが、キャリアサービスを提供するアプリが盛り込まれたキャリア専用スマホは、すでにスマホの中にあるものから利用したいものを選ぶという環境なのですが、SIMフリーのスマホですと、必要なものを自分で揃えていかないといけないという手間がかかる仕様だとも言えます。あとは、某国製のスマホのセキュリティ面での不安というものがあって、事前に確認のしようもなく慎重なユーザーからは敬遠される端末だと言えます。
 SIMフリースマホを手にして思うことは、こんなレベルのものを製品として発売すれば販売会社の信用が落ちるのによく出せると思うことがありますが、某国企業のほとんどは少しもそんなことを考えているとは思えない素振りです。筆者は、けっこう嫌いではないので楽しんでいる節もありますが、普段使いのスマホが欲しいユーザーにとっては悪夢としかいいようのない端末もありますね。このところ品質も以前に比べたら良くはなってきますが、まだ我慢できるレベルより下だと思います。