2016年6月19日日曜日

ZTEの新機種SIMフリースマホが7月中旬に登場するけど

 SIMフリースマホ(格安スマホ)は、新製品がでると勢力図が塗り替えられるよねっと思っていたところに、ZTEの新製品情報があった。ZTEと言えば、NTTコムストアのgooのスマホで知られているが、ここ最近はメーカー単独で新製品をだしているようだ。今回は、「ZTE Blade V7 Lite」と「ZTE Blade E01」の2機種で、どちらも5インチHD液晶ディスプレイで、SoCが「MT6735P」のエントリーモデルのようだ。
 数年前にZTE Blade Vec 4Gが人気だったころは、ほかに競合する機種もなく、しかも価格が2万円前後のLTE対応SIMフリースマホということで注目されたのだが、現在では1万円台のLTE対応SIMフリースマホがいくつもあるので、ここ最近では去年発売されたZTE製のgooのスマホがその価格から注目されたというのが記憶にある。そもそも、ZTEは中国通信メーカーの中堅どころといわれていてミドルレンジクラスのスマホがメインと思われている企業で、ZTE Blade Vec 4Gも端末セットして人気があったので、単独ではそれほど注目されないのではないのかと勝手に思っている。
 「ZTE Blade V7 Lite」は、SoCこそMT6735Pというローエンドのものだが、指紋センサーを搭載したAndroid 6.0の端末なのだが、アウトカメラは800万画素ということで中途半端なスペックと言える。エントリーモデルといっても、国内ユーザーはカメラ性能を重視するというか、国内メーカーのスマホやガラケーなどと比べても、この価格帯のSIMフリースマホは画質が見劣りしてしまうので、どうしても日ごろカメラは使わない、もしくは必要としないユーザーに限定してのアピールになってしまうところで、メインで使う端末としてのアピールしたい戦略であれば早くも失敗の予感がしてしまう。
 一方、機能を削ぎ落とした「ZTE Blade E01」は、RAM 1GBはいいにしても、ROM 8GBはかなり厳しいスペックだと言える。こちらの端末は、Android 5.1。アウトカメラは、800万画素で、V7 Liteと同じ。同じようなスペックと価格のSIMフリースマホとして、中国メーカーHUAWEI Y6がある。こちらのSoCは、MSM8909 クアッドコア 1.1GHzで、Android 5.1。