2015年9月27日日曜日

データ通信端末とメインのスマホとは全然違ってくる

 データ通信が安くできる格安SIMが話題になって、音声通話までできるようになり普段使いのスマホとしても考えるユーザが増えたと思います。通話料金は20円/30秒で安くはないので、待ち受け専用にして、一応音声通話対応SIMにしておこうという動きもあるようです。
 
 G-Callは通話料が10円/30秒にしてくれる通話サービスで、IP電話ではないので音声通話対応SIMでないと利用できません。これを導入すれば、通話料を約半分にすることができます。キャリアでも利用できるサービスです。格安SIMでも、10円/30秒で利用できる通話サービスを用意しているようです。
 ここまでの通信サービスですと、契約解除したdocomoやauのスマホにそれぞれに対応した格安SIMを入れて使う方がいいわけなんですが、これにデータ通信のテザリング機能が欲しいということになると、dcomoのスマホは使えないという問題がでてきます。これは、テザリングのAPNがdcomoスマホでは固定されていることから生じるものです。
 筆者は、格安SIMをデータ通信のテザリング機能を活用する為に使い始めたので、スマホをノートPCの横に置いてWi-Fiでネットにつなげるという使い方を想定していて、速度も3G回線を利用したものでもいいかなっと思っていましたが、LTEの方が快適なので、いまはLTEをメインに使っています。こういう使い方ですと、スマホをカバンの中に入れたままでも使えるので、多少くたびれたものでも気にする必要がありませんね。
 スマホをデータ端末としてしか考えていなかった筆者と通話などをメインでスマホを使う一般ユーザとの端末を選ぶ感覚が相当違うのではないかと最近感じるようになり、iPhoneやXperiaにした方が将来的にはいいのではないかと思うようになりました。つまり、通話も格安SIMで利用するという考えです。格安SIMの音声通話対応SIMでもMNP転入をするユーザが意外に多いという情報があって、そうなってくるとはじめのうちはキャリアのスマホだと思いますが、数年後は国内メーカーのSIMフリースマホへのニーズが相当数でてくるものと思われます。XperiaはSIMフリー版は、Xperia J1 Compactの1機種しかないので、早めにもう1機種ぐらいメインで使えるものSIMフリー化してもらいたいところです。
 海外製の格安スマホといわれるものは、いままで格安SIMを使っていて新しいSIMフリースマホが欲しいと思っていたユーザのニーズにあったものですが、どちらかというとリテラシーの高いデータ通信端末として想定しているユーザであって、通信料金が安いので通信費をおさえる為にキャリアから乗り換えようと考えている一般ユーザのニーズには合致しているものとは、あらゆる面で言い難いものだと思います。
 長くなったので、まとめていいますと、いまのところ一般ユーザのニーズにあったSIMフリー端末は、iPhoneぐらいしかないということで、格安SIM用の最新機種のスマホが必要になっているのですが、いまのところAndroid4.4のものしかないので対応が遅れているのが現状だと言えますね。この調子ですと、格安SIMをメインで使うスマホには入れない方がいいということになりますでしょうか。