2015年9月17日木曜日

iPhoneの真似をすればするほど売れなくなる!?国内市場と格安スマホ

 iPhone6s、iPhone6s Plusが発表されて注目を集めています。これの後を追うようにデザインなどを積極的に真似している中国メーカーがいくつかあります。どうして真似をするのかという疑問については便乗商法と思うところですが、人真似をすることが恥ずかしいことだという文化的価値感が中国には薄いところからもくるようです。そうでもしないと売れないという実態があることも、また事実だと思います。
 2014年に、3G端末の中国製スマホが国内市場に投入されて、一部注目されました。これは、いままでSIMフリースマホを使うにしても、SIMフリースマホそのものがほとんどなく、販売経路もほぼないようようなものでした。つまり、安心してSIMフリースマホを求める手段がなかったわけです。
 SIMフリースマホといっても、去年2014年ごろは、スマホに詳しい、いわゆるリテラシーの高い中級者以上が購入層だったと思います。それが、年を越すごろからマスコミが積極的に格安スマホを取り上げたので、一般ユーザも関心を持つところとなったわけです。
 いままで、国内メーカーの富士通やソニーといたったところは、SIMフリー端末に消極的だったこともあり、途上国向けの格安スマホを日本市場に投入して、ユーザのニーズの穴を埋めたと言うことになります。しかし、2015年4月ごろから、流通のイオンが、イオン・モバイルとして国内メーカー製のSIMフリースマホ(ここでは格安SIM用スマホなんですが)を数機種を投入して、一般の人でも安心して使うことができるようになりました。
 中国製品のスマホというのは基本的にいって、海外(途上国)向けの製品であって、国内ユーザのニーズに合致するものではありません。しかし、中国製スマホでは、ますますiPhoneの真似をしていこうという傾向が強くなっているらしいです。もともと、オリジナリティが薄い中国製で、これからも人真似をしていこうというのは、どういうことなのかと首を傾げるしかないですが、嫌気がさされないか気になりますね。