2015年12月5日土曜日

3万前後の格安スマホ(海外製)を考える

 新発売されたZTE(中国)のSIMフリースマホ Blade V6


10月に発売された HTC Desire 626

 いままでのSIMフリースマホ(格安スマホ)というと海外製のミドルレンジクラスというイメージが強かった。11月ごろに発売された富士通のarrows M02では、国内独自仕様ともいえる「おサイフケータイ」を搭載し、RAM 2GBとなり、それまでの格安スマホの存在がかすんでしまった状況になっている。
 おサイフケータイでは、12月中旬にモバイルSuicaがSIMフリーのスマートフォンに対応することになっているので、おサイフケータイのFeliCa搭載の富士通のarrows M02やシャープのSH-M02が主流になることになりそうだ。特にarrows M02では、防水・防じん対応に加えて、耐衝撃・耐塩水のタフネスス仕様なので、ここでも海外製格安スマホを大きく引き離した存在になっている。
 価格からみると、LTE対応のSIMフリースマホは、1万円台からあるのだが、格安SIMを利用したいというニーズには、携帯電話キャリアの中古品(白ロム)をそのまま使えるので、状態の良い端末が1万円前後ので求めることができるなら、そちらの方が通信機能としては格上(キャリアで検査している)なので、そちらを利用したいところ。
 筆者はスマホのテザリング機能で、Wi-Fiアクセススポットとして利用したいので、格安SIMとドコモスマホの組み合わせだと、仕様によってこのテザリング機能が利用できないこともあって、ドコモ巣スマホは敬遠している。au網の格安SIMでは、そういう不具合はないので、これをメインで使いたいところなのだ。そういう点では、SIMフリースマホに関心があります。
 しかし、9月にZenFone2 Laserを導入してみたのだが、携帯電話キャリアのスマホを使ってきた筆者にとっては、メインで使うには足りないものに感じてしまうのだ。個人的なことではあるが、かなりストレスを受けることになるので、データ端末として使うことはあっても、メインで使うことはないだろうと思える。いままでは、これで我慢できただろうが、arrows M02などの日本メーカーのSIMフリースマホ2世代目が発売されて状況が一変したと言える。海外製の格安スマホを名残惜しいと思ってしまうのは、筆者だけではないように思います。