2015年12月11日金曜日

ネットのAndroid スマホ叩きは終了したみたいですが、これからは?

 数年前、Android 2.0時代にネットでは盛んに国内のスマホ叩きが横行していました。携帯電話キャリアのスマホ、つまり日本メーカーのスマホは使いものにならないとネットで盛んに言われていて、風潮に近いところまでありました。こうしたネット情報を目にしたユーザーは、Androidは使えないOSだと思ってしまったのです。大半は、iPhoneユーザーですから、当たり前の話です。つまり、日本メーカー製の端末がどうのこうのというよりも、Android OSに疑いの目を向けたという情報発信者の思惑とは別の方向にユーザーの意識が向いたのではないかと思います。これが、国内のiPhoneのシェアを支えているという理由だったら、ちょっと面白いですよね。
 Android スマホについて散々叩いていたけれど、Android OSの完成度があがり、スマホなどの端末も実際は、それほどひどくはない状況になっても、逆に良くなりましたという情報発信はあまりありません。これは単純に考えて、批判癖のある輩がAndroid スマホの注目度もあって人目を引き付けることができる批判ができるので、それをしただけだと思います。いまはどうなのかも情報発信していただきたいですね。
 Android OSの前身は、デジタルカメラに組み込むための画像転送用の通信OSです。なので、Android 2.0まで、ホーム画面操作とかは筆者がみても、ひどいものでした。それが、Android 4.0になって、かなり改善されて、Android 5.0、6.0となっています。もう少しホームアプリをなんとかしてほしいと思っていたのは、Android 4.4までですかね。メーカー側でも、この認識があったと思います。Android 4.1でさえも、メモリ不足からなのか原因はわかりませんが、アイコンが「×」になる度に冗談かと思いました。Android 5.0ぐらいから安定性が確保されていると思います。いまのところ発展途上のOSといってもいいのかもしれません。
au のMOTOROLA製端末

 また、GoogleのAndroid戦略というのがあって、まずは途上国市場をおさえたいという考えがあるようです。最近では、MOTOROLAの携帯電話部門を中国PCメーカーレノボに売却したというところからも、その戦略が窺えます。正直にいうと、日本市場はあんまり考えていないというところでしょうか。そういうところがあって、日本メーカーとの歩調がなかなか合わないというところが最近までの流れです。これは、iPhoneにリードしていってもらいたいという米業界全体の動向が背景にあると思います。というか、事情に詳しいのなら、内心そりゃそうだよっと思っているところです。