2015年12月23日水曜日

SIMフリースマホを価格帯からみてみました

 格安SIMに使うスマホをどうしようかとお考えになっているユーザーさんも多くいらっしゃると思うので、価格帯からみてみました。「SIMフリー」のものを使わないといけないのかというと、そうではなく国内での利用では、キャリアのスマホの方が電波対応においては良いです、
 では、今年11月に発売されたマルチキャリア(au VoLTEとドコモ)対応のarrows M02をみてみましょう。性能的には中間と言われるミドルレンジのSIMフリースマホになります。富士通はドコモとauにスマホを供給しているので、キャリアのスマホと同等の通信性能があると言えます。そこは問題ないところでしょう。arrows M02の価格が3万4千円前後になります。(格安SIMとのセットの場合)
 次に来年1月に発売されるSIMフリースマホ Moto G 3rd は、海外製では稀な防水対応です。最新OSにシステムアップデートできるというところがポイントです。こちらの価格(特別価格なんですが) 26,784円(税込)です。先にあげた富士通のarrows M02と比べると違いは、おサイフケータイ機能がないというところです。通信機能は電波対応がいまひとつなので、山間部ではつながりづらいかもしれません。
 この2機種を軸にして考えていくとわかりやすいですし、今後のスマホ選びが楽になると思います。まずは、arrows M02より上の価格帯ものをみていきましょう。
Xperia J1 Compact

 ソニーのSIMフリースマホ Xperia J1 Compact(4.3インチ)です。中古市場では、4万円前後になっています。OSは、Android 4.4です。So-netやソニーストアで販売しています。その場合、So-netの格安SIMになりますので、いまのところ音声通話については、20円/30秒の通話料金になりますので、待ち受け専用とかサブ機的な使われ方になると思われます。しかし、SIMフリーのスマホの中では満足度が高い端末だといえます。おサイフケータイ機能を搭載しています。
 gooのスマホ g04は、シャープのSIMフリースマホ SH-M02(5インチ)になります。税込で、41,904円です。スペック的には、arrows M02とさほど変わらないです。むしろ、arrows M02の方が多機能だといえます。これは、格安SIMとの端末セットでは価格を低くしていると考えていいかと思います。
 いままでの中で、Wi-Fiが5GHz対応は、Xperia J1 Compactだけです。Wi-Fiスポットは増える傾向にありますが、5GHzのみのWi-Fiスポットもあります。たいてい、従来からの2.4GHzですが、こちらは混信しやすいとも言われています。
 さて、Moto G 3ed Gen(26,784円)よりも低い価格帯をみてみると、キャリアの中古(白ロム)スマホが有力候補になります。最近チェックしていないので機種をあげることはしませんが、1万円台まででしたらなんとかなりそうです。ただし、使用期間が2年以上のものはバッテリーが劣化しているので、電池が1日持つものも少ないと思います。特にバッテリーが電池パックではなく本体に固定されているものだと、バッテリー交換をメーカーに依頼しなければならず、費用も8千円前後はかかると思われます。
 海外製の格安スマホは、1万円前後からありますが、そもそもスマホに詳しいユーザーが用途限定で求める部類のものなので、あまりスマホを使い込んでいないユーザーには不向きです。海外製ですと、ほとんどサポートもなく、ネットでの情報も少ないです。また、まとまった海外製SIMフリースマホの情報を発信しているのは、ほとんどがなんらかの関係がある人たちだと思って間違いないと思います。そもそもユーザーでもない個人が海外製のSIMフリースマホの情報をまとめて発信する必要がないですし、日本メーカー製のSIMフリースマホの情報には触れずに、品質の低い海外製のSIMフリースマホだけ情報発信するというのは間違いなく関係者であると思いますね。別にそれが問題と言うわけではありませんが、ユーザーの立場に立った情報はなかなか少ないですから注意が必要です。こういうもの(情報操作)は売りたいがために誤解を刷り込むような内容になっていますから閲覧しない方がいいと言えますね。(海外といっても一部のことですよ)
 なぜ、こういう話になるかというと海外製の品質の低いSIMフリースマホは耐久性をとってみても、推すほどのものではないですし、あまり取り上げたくないのが本音です。筆者の場合は、情報としてのニーズがあるようなので必要かなっと思うものをやっているだけです。つまり、そういうものよりキャリアのスマホを中古でもいいから導入した方が全然いいということですね。