2016年4月12日火曜日

iPhone5sからiPhone SEへ 4インチディスプレイの復権!?

 iPhoneのディスプレイが大きくなって使いづらくなったと思っているユーザーは多くいて、iPhone5sは、つい最近までAppleストアで注文できる状況が続いていた。そこへ最新のA9チップを採用したiPhone SE(デザインはほぼ同じ)が登場したのだが、実はAndroidスマホの場合では5インチ以上のスマホでは、ソフトキーボードの大きさを自由に変えられるものがあるので、片手でも楽に入力できる。そういうことを考えると、iPhone SEは、どんな使い方をするユーサーに訴求力があるのかを考えることがよくある。データ端末として情報量の多い5インチ以上のディスプレイは必要だと思うようになった筆者には、iPhone SEというのは失敗作といわれたiPhone 5cと同じポジションにあるiPhoneではないかと思える。しかし、今回はA9チップを採用し、デザインもiPhone5sと同じにしたことで不安要素を徹底的に排除した製品にしたところに、いままでにないAppleの姿勢をみることができると思える。
iPhone SE

 安価なiPhoneといっても、5万円台からなので格安スマホからみれば割高な印象を受ける。しかし、iPhoneというのは、Apple独自のiOSを搭載しているので、洗練されたiOSを使いたいということであれば話は別ということになる。また、品質もいいので所有することでの満足感も格安スマホとは異なる。まぁデザイン上、ディスプレイが割れるということには気をつけたいところは、iPhone5sのデザインを踏襲したため、そういう負の部分も引き継いだわけだが、そういうところはAppleらしいというとkろで片付いてしまう部分でもある。
 では、いちユーザーとしては、どうなのかといえば、iPhone SEを数回にわたり取り上げるほど下調べをしているのだから、筆者も注目しているのだが、Androidの格安スマホを使っている身としては、コストパフォーマンスで納得できる部分というところで導入するまでの納得できる決定的な材料というのが薄いというか、わかりやすくいえば無駄遣いではないのかと思ってしまうところなのである。機能的なところをみると、おサイフケータイもワンセグもないわけで基本性能が良いといったところはあるもののiPhone SEでさえAndroidスマホと比べた場合、コストパフォーマンスにおいては劣勢にあるといえる。
 しかし、iPhoneが欲しいとなると、音声通話やメールチェック、SNSぐらいしか利用しないユーザーにとって、iPhone SEは狙い目ではないかと思えるのも、また事実である。機能面では筆者の背中を押してくれる何かが足りないと感じているところなのだが、A9搭載で4インチ採用の携帯性に優れた本体サイズなので、電話機としてはフル活用できるものには違いないと言える。