2016年4月22日金曜日

格安スマホがなくなる日

 海外製の格安スマホは海外でのシェアがあって、国内では人気が出そうな機種がちょこちょこと入ってきていて、それもスマホとしてはサブ的な使われ方がほとんどだと考えています。
 携帯キャリアのスマホと海外製のSIMフリースマホの販売台数を比較してみると、桁違いに携帯キャリアのスマホが多いということで、海外メーカーが携帯キャリアにスマホなどの端末を供給することになれば、SIMフリースマホというカテゴリーが国内では先細りになる可能性がないとも言えないのが現状だと言える。
 しかし、国内メーカーのSIMフリースマホが数年前から販売をはじめているので、海外製のSIMフリーの格安スマホは、かなり劣勢になっていることも考えられ、国内メーカーよりも先行してユーザーに訴求力(魅力)のある端末を開発し続けないと先がないというのが現状でもある。
 いままでのSIMフリースマホの流れをウォッチしていた筆者には、格安スマホがなくなる日が意外に数年後には訪れるのではないかと思えてならない。これは、海外メーカーの知名度や海外製のスマホの品質の安定性などが国内市場で市民権を得たかどうかを見極めたうえで考えなくてはならないところなのだが、タイミング的にはニーズにあったスペックのスマホの供給が遅れていることで、間に合わなかったと個人的には思っている。
 また、格安SIM大手では今後、専用端末セットの供給を強化して差別化が進むのではないかと思っているのだが、品質の低い端末を供給するところが現在でも目につくようなので、専用端末として海外製の格安スマホを採用するということは減少するのではないかとも思えてならない。