2016年4月23日土曜日

SIMフリースマホ arrows M02 VS ZenFone Go

  格安SIMを運用するのに注目を集めるSIMフリースマホのミドルレンジクラスは、メインのスマホとしてサクサクした動作を求めるのならミドルレンジから検討することになります。いま国内メーカー富士通でマルチキャリア対応スマホarrows M02が耐衝撃タイプのタフネススマホで、おサイフケータイを搭載した手ごろな機種だと言える。これに対応したコストパフォーマンスの良さが魅力のZenFone Goは、バッテリー容量が3,010mAHとバッテリー持ちを強化した2万円ちょっとの機種だ。実際、Yahoo!ショッピング内のNTコムストアの人気ランキングでは、Goよりさらにバッテリーを5,000mAhに強化したZenFone Maxに人気があるようだ。

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 ASUSのZenFoneは、どういったポジションのなのかといえば、主にブラウジングなどのデータ端末として格安SIM運用で使われていると考えられます。知り合いもZenFone5を格安SIM運用でデータ端末として利用していますし、筆者もそうです。しかし、ZenFone5の後継機にあたるZenFone2 Laserのバッテリーは、2,400mAhです。この容量は、待ち受け+データ端末としてちょこちょこ使うのに適した容量だと言えます。何本か電話をこなして、データ端末として数十分間を数回使って、1日持つかどうかといった感じで、待ち受けを優先する場合には、長い動画再生を避けないとバッテリーの消費が大きくて途中充電しないといけなくなります。そうした、バッテリーを強化させたのがGoとMaxです。もともと、音声通話用の携帯(もしくはスマホ)があって、データ端末として2台目のZenFoneをデータ端末として使うというところの機種だと思います。ちなみに、GoとMaxは、5.5インチディスプレイを搭載していてデータ端末としてはいいのですが、国内仕様ともいえる防水やおサイフケータイはありません。
 一方、MIL規格に準拠したタフネス5インチスマホのarrows M02は、おサイフケータイを搭載した、どちらかというとメインでも使えるマルチキャリア対応(au VoLTEとドコモ)SIMフリースマホで、ほとんどの格安SIMで端末セットを用意しています。本体価格は、3万円台になりますが、充電ができる卓上スタンドが付属する使いやすいタイプで、救世主的な存在の機種だと言えます。

 このarrows M02のバッテリーは、2,330mAhです。スペックは、SoC Snapdragon 410 クアッドコア 1.2GHz、RAM 2GB、ROM 16GBと前述のZenFoneシリーズのGoとMaxと同じです。ただし、去年暮れから対応をアナウンスしたモバイルSuicaの利用ができるおサイフケータイを搭載しています。アウトカメラは、800万画素。
 ここにあげた3機種のスペックは同じですが、メーカー独自のアプリも入っているので、サクサクというよりかはストレスを感じない程度のレスポンスと考えていた方がいいかと思います。カメラ性能については、筆者の使っているZenFone2 Laserの1300万画素のカメラをみると、映像処理エンジンは大したものを積んでいないと思います。ちなみに、Goは800万画素、Maxは1300万画素です。arrows M02も800万画素程度なんですが、映像処理エンジンがましで、ピントがあえばそこそこ使える画像が捕れるのではないかと思いますが、スマホとしてという前提がつきます。
 いままで、SoCがクアッドコアですとミドルレンジと言われていますが、データ端末としてストレスなく使うのには最低条件の一つになっているとユーザーは考えていて、RAMも2GB以上ないと動作が遅い場面が多くなります。ZenFoneシリーズは、国内では2台目のデータ端末として、あまり通話をしないユーザーに支持されているもので、さらにゲームもそこそここなしてくれるスペックが少しあがった3~5万円台のSIMフリースマホも安定したニーズがあるようです。