2016年4月11日月曜日

SIMフリースマホの勢力図を考える

ASUS ZenFone Go



 2万円ちょっとのASUS SIMフリースマホZenFone Goが登場したことで、かなり面白いことになってきた。ZenFone Goは、5.5インチディスプレイ搭載のSIMフリースマホで、バッテリー容量が3,010mAhというユーザーのニーズにあわせた仕様に仕上がっている。
Moto G 3rd Gen

 昨年暮れにNTTコムストア独占で発売されたモトローラ Moto G 3rd Gen。SIMフリーではほとんどないIXP7等級の耐水性を持っている。残念なことにドコモの周波数帯800MHzには対応していないようだ。
 筆者は、去年9月にZenFone2 Laserを導入したが、Moto G 3rd Gen、ZenFone Goと注目した機種です。ちなみにZenFone2 Laserと比較したSIMフリー機は、HAUWEI P8 liteでした。この価格帯のSIMフリースマホはボディーがほとんど樹脂製だったりと耐久性はなくケースやカバーが必須ではないかと思っています。つまり、機能的には特長がないためにタッチパネルの操作性とか通信機能といった基本性能のチェックが大切になってきます。結果的にKDDI au のデータ通信が利用できるようになったLaserで正解だったと言えます。
 国内メーカーのSIMフリースマホには、おサイフケータイ機能と防水対応であったりするので、どちらかというと海外製SIMフリースマホは、その役割は限定的だと言えます。そうかんがえると、ZenFone Goの5.5インチディスプレイというのは、データ端末として優位性があると思います。わかりやすくいえば、サブ機的な役割でガラケーがまずあっての2台目需要に応える機種ではないかと思います。Laserもいいのですが、カメラは使いませんし(画質が気に入らない)、音声通話も納得いく品質ではないので、主にデータ端末として使うといった活用状況です。
 海外のSIMフリースマホには、iPhoneのデザインをそのまま流用しているものが多くありますが筆者は、そういうのはスルーしています。基本姿勢として企業としては未熟な発想だとも思えますので、デザイン以外でもいい加減なところがあると推測しています。
 ZenFone Goが登場したことで、ただ安いだけでなくマーケティングにもとづいた仕様のSIMフリースマホが登場することを期待しています。1万円以下の3G端末もありますが、どこまで使えるのか興味がある程度なので、よほどの余裕がないかぎり手にすることはないかと思います。仕様でいえば、バッテリー容量が2,000mAhぐらいはないと実用性はないと言えると思います。