ミドルクラスのスマホはコスパ的にはどうなのか?をあまり考えたことがないのですが製品知識については一般以上に詳しい層の視野に入ってくるところなのかどうか? 専門分野からの鋭い分析がメディアにはのらないでミドルクラスも微妙な判断材料で選ばないとならないということなのかもしれません。
SoCとの価格対性能比でみても一時期のSoC供給不足から型落ちのものを採用してベンチマークスコアでも芳しくない、どちらかというと専門知識がない層に向けての製品群になっていたので、スペック面でも製品寿命は長くはないし、まったくお得感はないものになってるようにはみえますが、物価上昇による部品価格高騰を考えると据え置き価格でスペックダウンという実質値上げ展開にしても、SoCのスペックダウンでミドルを名乗るのは昔の使い物にならなかったSnapdragon617を思い出します。動作以前に発熱が酷かったけど。
ミドルレンジの携帯キャリア専売端末ですとスペックよりもユーザーの不満を解消したAndroidスマホが売れることが予想されるのですが、携帯キャリアとメーカーと行政(総務省など)で足並みが揃うわけもなく端末割引による集客力だけに注力するところではありますね。シビアなAndroidユーザーからは中途半端なミドルレンジ端末は出さないでほしいと思い込んでいる節も見うけられます。
個人的には技術面を含めての素材などの品質管理が気がかかりで経年劣化で数年後にはボロボロになるAndroidスマホとかイヤだよなと思っていたら某メーカーの端末爆発事件などもあり、品質管理は大事だよなと思っていたら次はSIMカードの製造工程ミスでリコールされたりと懸念していたことが次々と起こることにはなっています。
ミッドシップのモデルとなると本来であればボリュームゾーンになるかと思いますが携帯キャリアとメーカーの認識の違いやゲーミングAndroidスマホの訴求力を頼ったものだったりと中途半端さは否めないところがあり、ユーザー側でも用途をしぼって価格の安いもので済ませた方がお得だと考えるようにはなってそうですね。それだけAndroidスマホも普及しているということですが、売れないということには誰でも無力であることは言うまでもありません。
格安SIMとミドル端末を考えても製品魅力はあまりないために兎に角安くして集客することに走ったので良い結果にはならなかったようです。
3~6万台の自称ミドルスペックAndroidスマホは、この手の製品に技術面で詳しい層からみたらどう見えるのかは気になります。こういうことからもミドル以上のAndroidスマホについては実際に導入を検討している人たちの知識量はかなりのものになりますので、あまりここで取り上げる必要もないというのが実態だと思われます。