2025年7月22日火曜日

moto g66j 5G(moto g66y 5G) VS moto g53y 5G 比較から

 moto g66j 5Gは2025年7月10日に発売されたmoto g64 5Gの後継機?です。筆者は、moto g64 5G の前機種にあたるmoto g53y 5G(2023/06発売 Y!mobile専売モデル)を使いはじめたので、それらとのスペック比較をして、ざっくりしたことをまとめてみました。

・SoC比較

moto g53y 5G : Snapdragon 480 Plus

moto g64 5G : Dimensiy 7025

moto g66j 5G : Dimensiy 7060

 いま使っているSnapdragon 480 Plus は、もっさりしていますが安定感はあります。表示の乱れとかは基本動作では、ほとんどないので使いやすいです。Dimensiy 7025 端末を他機種で使いましたが、Android 15 だからかRAM 4GBだからなのか、メモリ不足にありがちな基本動作でのカクツキや表示の乱れが目立ちます。仮想メモリもうまく動作していない気もするので機種依存の問題かもしれません。RAM 8GBは必要な感じですね。Dimensiy 7060ともなると処理能力も少しあがっているので安定性が改善されているとミドルロー端末としての評価も得られるのではないかと思います。Dimensiy 7025は、CPU性能は高いもののGPUは競合SoCとの比較でも低めなので、そんなもんかなといった気にはなりますね。スペック据え置きの実質的な値上げをしているAndroidスマホなので注意が必要です。少なくともSoC性能があがってないのであれば端末トラブル以外で新しくする必要はスペック的にはないです。

・ディスプレイ比較

moto g53y 5G : HD+

moto g64 5G : フルHD+

moto g66j 5G : フルHD+

 テキストの見やすさとともに画像や動画再生で画質のせいで目が疲れるというのは、利用頻度が落ちるので企業側にとってプラスには働きません。特に動画再生が物足りないとかですと音声通話やちょっとした確認作業にしか使わなくなるのでディスプレイは重要なのですが、このクラスではクリアするのはコスト的に無理な感じはします。

・バッテリー容量(急速充電)比較

moto g53y 5G : 5000mAh(TurboPower)

moto g64 5G : 5000mAh(TurboPower)

moto g66j 5G : 5200mAh(30W TuberPower)

 バッテリー容量5000mAhになっているのは5G通信対応のためなので、特に大容量ということでもないようです。moto g64 5GのTurboPowerは急速充電ですが数値は不明となっています。moto g53y 5G では、使っている充電器(20W PD)ですと16W PDがピークで、さっきほど確認してみると9W PDでした。

 ダイレクト給電などのバッテリー制御機能がないとバッテリー消耗やバッテリー膨張などの不安材料は、なかなか解消することはできそうもありませんので、気をつけたいところです。 

 

 
moto g53y 5G 急速充電中(TuberPower)16W PD

 

・デザイン

moto g53y 5G : フラット

moto g64 5G : ヴィーガンレザー

moto g66j 5G : ヴィーガンレザー

 ヴィーガンレザーのものはカメラ周りがシームレス?なもので個性的ですが、グローバル展開のものなので国内では微妙なところがありそうな気はします。米国携帯キャリアなどで採用しているものなので、海外では平凡な感じなんですかね。海外の動画では moto G 2025など短いサイクルで次の新製品を提供するというPRを積極的にしているので今後も継続的に新機種がでそうな印象を受けます。motorolaはFCNTと同じ中国レノボの傘下ですのでFCNTとのシナジー効果?なのかMIL規格準拠の耐衝撃機能のある機種も販売しはじめていて今後シェアを伸ばさないとならない雰囲気になってます。ユーザーにも影響するのかは市場しだいなのでわかりませんが、moto edge 50s PRO(SB専売モデル)の投げ売りをみても人気はないことがわかります。Snapdragon 7 Gen 3 はミドルレンジとしても、やや中途半端なベンチマークスコアで、ゲームタイトル対応もいまひとつだったので支持を得られなかったのが要因かもしれません。いまは安くなっていて売れているようです。

・総括してみると

 スペックだけみると魅力的なmoto g66j 5Gですが、価格しだいでユーザーを選ぶ部分がありますし機種変時期をむかえたユーザー層との兼ね合いもありますので、端末価格はできるだけおさえたいけど基本動作での快適さも手に入れたいということであれば、ドコモ回線の5Gバンドn79に対応していないのでSB回線を利用している層には訴求力があるかと思われます。SoC:Dimensiy 7060 の評価しだいですかね。筆者はDimensiy 7025 にはベンチマーク スコアはいいだのだろうけど、GPU性能は低めだし懐疑的なところがありましたが、Dimensiy 7025端末を使ってみて、用途にもよりますがやや期待外れなところが目についたというか快適さはあまり感じませんでした。格安スマホにありがちな不安定さはタッチパネルの精度もありますし、いい機種はなかなかないですね。

 カメラ性能については、この価格帯のものは評価するにしてもミドルハイ以上ぐらいでないと大した違いはないですし、起動が遅いとかシャッターのタイムラグが大きいとか、発熱で落ちやすいとかが使用上重要なこともあって、写りの評価はしません。カメラ性能について詳しく解説しているものはたくさんあります。

 moto g53y 5G を導入してディスプレイがHD+だったので使用頻度はそうはなかったのですが、エントリークラスのAndroidスマホではHD+のものがほとんどなので時間はかかりましたが慣れることで気にならなくなりました。もとはSnapdragon 480 Plus 端末をいじりたかっただけなのですが、Moto Secure フォルダを試してみてセキュリティ機能として重要なのかもという認識になっていて注目しています。