ミドルレンジのAndroidスマホというと価格をおさえたハイエンド寄りのものと、エントリークラスを少し底上げしたものとに分けられる様な気もしますが、普段使いでスマホに求められるものを満たしてくれさえすればいいという感じですかね。
SoC:Snapdragon 7s Gen 2 の2機種とSnapdragon 6 Gen 1 の2機種を取り上げてみていきます。どちらのSoCもヘビーなゲームタイトルには対応していませんが普段使いとしてストレスを感じないぐらいの処理能力はあるとされています。また、ドコモ回線の5Gバンドn79については、OPPO Reno13 A以外の機種はすべて対応しています。 ドコモ回線の格安SIMは利用しないユーザーにとっては関係のないことと吹聴されていますが、今後ドコモ回線やその格安SIMを5G通信を重視して利用しなくてはならなくなった場合にはn79対応の新しい端末が必要になります。それを含めあわせるとOPPO Reno13 Aに限らず5Gバンドn79非対応の海外メーカー端末は候補から外れることになります。au、SBなどの回線バンドに対応していれば問題ないと考えるユーザーも少なくはないと思いますので、そこは予算と考え方しだいですか。
スマホについての某アンケート調査では3、4年なんなら5年は使い続けたいユーザー数が多かったようで、そうなるとバッテリー性能を含めた耐久性があるのかないのか?が最大の関心事の1つになりますが落下などのトラブルによる破損もありえるので、そこら辺も含めあわせると予備機を確保しておくとかの自衛策もあるわけです。Androidスマホの耐久性となるとバッテリー周り以外で、セキュリティーアップデートのサポート期間が重要になりますので、機種別のサポート期間やそれまでのアップデートの実績を確認しておく必要があって携帯キャリアやメーカーごとに対応が異なります。カメラの起動が遅く撮影もうまくできないなどの改善はアップデートで対応できるところもありますのでサポート期間が短いと売りっぱなしになってしまう可能性が高い製品群でもあります。
・Snapdragon 7s Gen 2 の2機種
AQUOS sense9(約6.1インチ画面)
arrows We2 Plus (約6.6インチ画面)
Snapdragon 7s Gen 2 はミドルクラスといってもAnTuTu V10ベンチマークスコアでも60万ぐらいですのでミドルの中でも高くはない性能になると思います。いま型落ちで投げ売りのコスパが比較的いいと某動画サイトで噂になってる背面がヴィーガンレザー仕上げの個性派 moto edge 50s PRO のSnapdragon 7 Gen 3 のスコアが81万ぐらいですので、これでもミドルとしてド真ん中ではなさそうですよね。どちらかというと普段使いをしていてストレスを感じさせない操作性が求められるところなので、カメラを含めた基本動作でそこそこ使えるぐらいの処理能力としての位置づけだと思います。数年前に半導体不足が話題になってからは、ハイエンドやエントリークラスの製品群を引き立てるだけの存在になりつつありますし、価格対性能比でスペック重視に偏ってしまいSoC以外はチープで普段使いできないものをつかみやすいAndroidスマホの価格帯でもあるので注意が必要です。ただし、性能面ではOSアップデートなどを考慮して処理性能が少しでも高いものがいいとされていますが、逆に性能の高いSoCの発熱による動作不良もありますので事前に確認が必要になります。
・Snapdragon 6 Gen 1 の2機種
Xperia 10 VI(約6.1インチ画面)
OPPO Reno13A(約6.7インチ画面)
Snapdragon 6 Gen 1 ともなると比較的古い?SoCになるのか、その処理性能でほとんど注目を集めることはないとは思います。ストレスなく操作できるのかを確認する必要はあるかと思います。ドコモ回線5Gバンドn79非対応のOPPO Reno 13 Aもコスパ重視であれば問題ないと考えてしまうところですがセキュリティー面では懐疑的なものと見られていそうではありますね。デザインについては手帳型ケースを使えば気にする必要はないとする層もあります。
ミドルレンジAndroidスマホについてまとめたのは無難な選択肢としてXperia 10 Ⅵ を導入検討したことからはじまっていますので、Xperiaらしさを求める価格帯ではない気もしますが、そういうところをみると、あるとしたらそれは何かなというところで答えが見つからずに考えていたら、まとめることになったという感じですね。背面カメラ周りのデザイン処理も万人うけするものでXperiaらしさを演出できているのかは、わかりません。
性能的にはビデオ通話ができるのかを基準にしようかなと思っていたらarrows We2 Plusで音声トラブルが発生しているようです。アップデートで対応できそうですが、レノボ傘下になったのでサポートが不安視されているFCNTだけに注目したいところです。
Androidスマホが売れない時代になってAIを載せましたというのはユーザーによっては値上げのイメージをやわらげる役割しかないという視点の人も少なからずいますので、待ち受けメインの用途でしたらエントリークラスのAndroidスマホでも製品寿命は長くはないとは思いますが納得できる品質であるならありかなとミドルレンジAndroidスマホの魅力について考えた場合そう思えます。ハイエンド端末の価格は10万以上になりますので、製品寿命が5年以下のものだとしたら個人的には割高感はありますね。
ミドルレンジAndroidスマホでは、コスパ追求にこたえる機種とそうではない機種とに分かれます。SoCに興味はなく操作が満足にでき音声通話の音質がクリアであればそれでいいというが主流 です。そこでミドルレンジAndroidスマホにどのような付加価値をつけて購買意欲を創造していくいのか?といのは、どのメーカーも不得手なだけにミドルレンジAndroidスマホもヒット商品はでにくいと思っています。