Redmi 12 5G が届きいて数日になりますが、レビューをしていきたいと思います。エントリークラスの機種になりますので、音声通話とSMS、ブラウジング、たまに動画再生をするユーザー層を想定したものになります。また、ネットでの評価もみて回りましたので、それらも含めた内容になります。SIMフリーAndroidスマホ黎明期から趣味として格安スマホをいじり倒して愉しむというのがありましたが、中華スマホはグローバル展開を目指していて、そういう世界線でもなくなっているので、そちら系はスルーさせていただいてます。
Redmi 12 5G に限らずエントリークラスの格安スマホにカメラ性能を求める層は現実にはほとんどいません。少なくともハイエンド端末寄りのミドルハイぐらいでないと製品構成上からもエントリークラスのカメラ性能をあげて商業的な成功を収めるというのは単発的なことだと思えます。競合製品(エントリークラス)と比べての広告のためのカメラ性能比較評は、ほとんど意味がないのかなと思っています。エントリークラスのカメラ性能として、起動がはやくて安定しているとかシャッターのタイムラグは小さいとかがユーザーの使用感に影響を与えるものになりますね。エンドユーザーが納得するかしないかは、どちらかというと個人の趣味の話になりますので、広告としてのカメラ評価に基準も標準もありません。
基本動作については、Snapdragon 4 Gen 2 ということで、AnTuTu V10スコアで約42万ですから、Snapdragon695に近いスコアになります。ただし、GPUスコアは電気効率や発熱の問題対策からなのか、わりと削られている感じです。エントリークラスのSoCといってもSnapdragon 430でも、かなりの発熱がありましたので対応したのかなとは思います。どちらかというと操作上での安定性とかが大切かなと思えます。ブラウジングの表示比較でもデータ通信速度にかなり依存しますので、それを反映していると思っていいのかなと思っています。ボトルネックもわからないですからね。接続がよくないで済む話かなとも。性能比較という視点で、スクロール表示の追従性とかをしていますが一般ユーザーにはほとんど関心がないところで、それが作業効率に大きく影響するのかは検証が必要ですかね。それらを除いてみるとRedmi 12 5Gの動作は体感的に、もっさり気味ですけど、やや安定感があって数世代前のミドルロー寄りの挙動に近いかなと思えます。先にMediaTek Dimensity 7025搭載の某メーカーのAndroidスマホでは、表示の乱れやカツつきなどひどくて普段使いでは待ち受けぐらいにしか使えない感じでしたので、それよりかは、かなり安定していると思えます。ここ(もっさり傾向)はAndroid 15 環境がもしかしたら影響してるのかもとも思えます。
6.8インチの液晶ディスプレイは暗めです。フルHD+ですが、エントリークラスなので精細とか色鮮やかというより標準的な感じで、やや白っぽく色褪せた液晶ぽいディスプレイだと思います。細かいところの表示はHD+と比べるとかなり差があることがわかるので、エントリークラスでは少なくなったフルHD+であることに、それなりの評価は成り立つかと思います。
Bluetoothコーデックについては表記はあるのに使えないものがあるらしいので詳しくは検索してください。
次にFeliCa/NFCについてですが、初期設定でデータのコピーをUSBケーブルかなでやるとNFCに影響するらしいです。今回は端末間でのデータコピーをしていました。
NFC機能の復元ができないことをすでに確認していたので、データコピーが影響しているのかもしれないとは思っていました。
しかし、数時間後に再びトライしたところ、あっさり復元できました。途中、再起動を入れたかは記憶にないですが、もしかしたら再起動していたのかもしれません。そうでなければ逆に不安定な現象だと思えます。筆者の用途としてスマホスタンドにのせて、au系のアプリやサービスを利用するというのが主なものになりますので、今のところなんとかこなせそうかなとは思っています。