2015年10月19日月曜日

キャリアスマホのRAM 1GBはキツイ仕様だといえる

 最近では、スマホのRAM 1GBというのは現行品では少ない部類になってきましたので、キャリアスマホのRAM 1GBについて、お話したいと思います。
 キャリアのスマホというのは、いわばキャリア専用端末で、キャリアが提供するサービスをアプリによって提供しています。もともと、1GBのRAMメモリーは少なめだといえるもので、ここにAndroid OSとは関係のないキャリアサービスのアプリが鬼のように追加されていくわけです。もともとは、通信会社なので、アプリ作成に優れているわけではありませんから、Android OSをスムーズに動作させる技量がないままに、動作できればいい的感覚で、アプリを追加していくので、メモリもほとんど空きがない状態です。RAM メモリの空きがないと極端にパフォーマンスが落ちますので、表示に数秒かかったり、最悪フリーズして再起動しないと動かないということになりますが、Android 4.0以降ですと、メモリ管理が強化されたようで、よほどアプリがポンコツでないかぎり落ちることはなくなりました。よく、アプリで落ちるみたいな話がありますが、それはアプリに欠陥がのことで、まともな作成者なら、そんな状態のまま市場にだすことはないと思います。
スマホ最適化アプリでのメモリ解放内容(RAM 1GB搭載のキャリアスマホの場合)
通常空きメモリ76MBというのは、筆者には我慢ならないところ

 話は反れましたが、そういうところがあって、キャリアのRAM 1GBのスマホというのは、キャリアが提供するアプリが動作できれば良しという専用機であって、PLAYストアからアプリをインストールして、いろいろ遊びたいユーザには不向きなモデルだと言えます。これは、携帯時代のiモードの悪影響というか悪癖というか、こういうサービスがおいしいと思い込んじゃっているわけです。それをAndroid OS端末上でもやろうということなんで、考え方としては間違っているといっていいでしょう。簡単にいいますと、Android OSのプラットフォーム環境での事業展開を構築していかないと、袋小路に入るだけではないかと思います。そういう点では、富士通など下地を整えているところもありますね。
 とにかく、キャリアスマホのRAM 1GBはキャリア専用機として使える程度のものであると認識しておくべきです。Google Nexusシリーズのレイファレンス機で、RAM 1GBなんてないわけですからね。バカなことになっているなっと思います。Googleにしても自国のキャリアとか良く思っていない節はありますね。