2015年10月29日木曜日

SIMフリーZenFone2 Laserを軽くレビューしてみる



 9月、10月とASUS ZenFone2 Laserを使ってみたので、簡単にレビューしたいと思います。筆者は、これ以前に、ASUSタブレット FonePad 7やASUS製のNexus 7(2013)を使っていましたので、ASUS製品ついてのイメージがすでにあったので、あまり不安なところはありませんでした。
 この機種を選ぶ理由として、RAMメモリが2GBであるということが大きいと思います。つまり、データ端末といしてストレスなく使えるスペックになっています。2万円後半の価格帯で、RAM 2GBは、これとHUAWEI P8liteぐらいになります。

ZenFone2 Laserとクリアケース
ZenFone2 Laserといえば、カメラ部に「Laser」が搭載されていて暗がりでも高速でピントがあうところがセールスポイントのようです。以前のものは、カメラ性能が日本メーカーと比べるまでもない画質だったので、そのイメージを払拭したい様です。ASUSは、もともとPCメーカーですので、この短期間によくここまでスマホの完成度をあげてきたなっというのが率直な感想で、あまり携帯電話として筆者は期待するところはないです。
 本体をみてみると、画面下にプリントされたホームやメニューなどのボタンがあります。背面カバーはマット仕上げなんですが、耐久性に疑問を感じたので、クリアケースを付けて使っています。内部のSIMスロット周りをみると、割とちゃんとしています。docomoに供給している海外某メーカー製スマホと比べても、金属部品の仕上がりは、ZenFone2 Laserの方がいいです。
 総合的な使い勝手から、やはりデータ端末としては評価できますが、携帯電話としては今ひとつですか。ここは通信機器を手がけて日が浅いというハンデを感じます。2世代目の端末ですからね。通話音質なども、やや耳に付くところがあって、まだまだな印象を受けました。
 この機種のポイントは、RAM 2GBであるということとタブレットでの実績があって人気があると思います。本体の質感は、高級感はないと言われていますが、使い勝手を改善しての品質向上を実現する方向性だと思います。それを含めて考えると、アイディアはいいものがありますが、まとまりがない印象を受けます。正直に言えば、タッチパネルには、ゴリラガラス4を採用し、液晶表示も良いのですが、それに比べると背面カバーの質感がチープでアンバランスな感じがします。
 日本メーカーのSIMフリー端末もRAM 2GBになってきていますので、ユーザとしては選択肢が増えて歓迎したいところです。格安SIMユーザにとって、キャリアのような端末割引がないので、価格とスペックから選ぶ傾向が強いと思いますが、気軽に使えるスマホの供給を海外勢に期待したいところです。