2015年8月16日日曜日

SIMフリースマホ HUAWEI P8 lite VS ZenFone2

 6月に発売されたHUAWEI P8 liteは好調のようです。また、ASUS ZenFone5の後継機として発売されたZenFone2も調子がいいらしい。しかし、この2機種はスペックを比べてみると性格が異なることがわかってくると思います。
 HUAWEIのローエンドのSIMフリースマホとして、G620Sがありましたが、それにSoCをオクタコア(8つのコアがあるもの)を積んだのが、P8 liteと言えるもので、メモリ RAM 2GBであることは現行ではメリットがあるけれども、次世代64bitOSになると、メモリが少なく64bit対応はどうなのかという疑問ができてきます。それに比べると、RAM 4GB搭載モデルを用意したZenFone2は、64bitに無理なく対応できるスペックとなっています。ここのところをユーザがどう評価するが、まずポイントになるかと思われます。
ZenFone 2 (ASUS Shopより)

ZenFone 2(ZE551ML)メインメモリ4G搭載モデルを購入にてASUS ZenPowerを数量限定にてプレゼントいたします。(ASUS ZenFone Shop)

 つぎに外観デザインについてですが、P8 liteは何かによく似ていますが、すっきりした外観で使いやすそうな印象を受けます。ZenFone2は、5.5インチ液晶でできるだけ画面を広く取りたかったというところが見受けれると思います。ZenFone2は実質ハイスペックよりの性能で、P8 liteはなんちゃってハイスペックとも言えるものですから性格の違いがデザインにも影響しているかのようです。

SIMフリースマホ HUAWEI P8 lite(画像はAmazonより)

 P8 liteは、デザインに好感が持てるもので、RAM 2GB、オクタコアは近い将来の64bitOSには、メモリが少ないですが、あまり詳しくないユーザにとっては、充分ハイスペックよりのものと目に映ることだと思います。以前、ASUS ZenFone5が、RAM 2GBを搭載して評価を得たポジションをP8 liteが受け継いだかたちとなっています。
 現在は、格安SIM各社で、キャッシュバックキャンペーンなどをP8 liteに適用していることもあって、人気がある状況だと思いますが、28,600円という価格は、SoCを他社製のクアッドコア 1.2GHzに引き下げて、価格をおさえるというのが実質難しかったのではないかという事情もうかがえるような気もしますね。オクタコアというのは、差別化にはなっていますが、実質的なメリットを考えると、それほどないというのが現実だと思います。(3D性能がそれほどでもないというベンチマークテスト結果がありますね)



 国内メーカーのSIMフリースマホは、3万円以上しますので価格面では、P8 liteはオクタコア搭載で割安感があり、デザインも普段使いとしては及第点だと思われます。また、64bit対応が可能なZenFone2もその性能から価格はそれなりにするものの競争力があると言える内容かと思います。単純に価格からみると競合する機種は存在しないと言えますね。中国企業の特徴でしょうか、勝てることしかしないという図式が表れていると思います。
 また、P8 liteのカメラ機能に、パーフェクトセルフィーという自分撮りに使える顔の輪郭を細めにしたり、目を大きくしたりできる機能があって、自分撮りを日頃しているユーザには遊べる機能が搭載していると思います。これは、登録をしていおいた顔や修正内容をワンタッチで実行してくれるというものです。ZenFone2のカメラは、画質がいいという評判が一般的なものになっているようです。
 ざっと、いま話題の2機種をみてきましたが、メーカーをみると長年PCメーカーとして実績のあるASUSには、ユーザからの厚い信頼感があります。一方、HUAWEIは、ここ最近のメーカーで、国内向けに注力しているというより、ワールドワイド版に力を入れているようで、docomoなどの国内の電波に充分対応してないものを投入してきた経緯もあって、あまりユーザからの信頼性は高くないといえるでしょうか。