2015年8月4日火曜日

格安スマホを攻略するには、gooのスマホを知ることからはじめましょう

 通信費が安くできる格安スマホに関心が高まっています。格安スマホに使う格安SIMは、そもそもデータ通信専用としてスタートしたもので、最近になって電話もできる仕様が登場したものです。これはキャリアでのデータ通信料金が高いところから、データ通信だけでも安く済ませることができないだろうかというニーズに合致したものでした。そのような流れがあって、電話もできる格安スマホとデータ通信だけ利用したいという2つの本流があるといっていいでしょう。
 また、格安スマホでは、今年発売された5インチ液晶の「gooのスマホ」が3機種登場したことで格安スマホの世界も、がらりと様変わりしました。

 gooスマホの特長は、それまでのただコストダウンされた安さが魅力の中国メーカーの格安スマホが主流だったのですが、ポータルサイトのgooで集められたスマホユーザの声を反映させたスマホを中国メーカーのZTE社との協業で製品化したところにあります。価格も今までにないもので、gooのスマホが格安スマホの世界に革命を起こしたとも言えると思います。1万円のg01(グーマルイチ)は、LTEには対応していませんが、1万円の通常価格で5インチ液晶スマホは存在すらしていませんでした。また、去年から人気のあったLTE対応のZTE Blade Vec 4Gの後継機とも言えるg02(グーマルニ)も2万円で、それまで3万円近くしていたLTE対応格安スマホと比べれば格段に安いものです。しかも、省エネに配慮したディスプレイを採用することによりバッテリーのもちを良くしているなど、中国メーカーだけではできなかった細かい対応をみせてくれています。3万円のg03(グーマルサン)は、SoCにオクタコアを採用し、オーディオ(音質)にこだわったエンターテーメントに長けた性能を持っています。RAMも2GBがあるので余裕があります。デジタルカメラもソニー製の1300万画素で使い勝手があるでしょう。これも、従来なら4万円台だった性能です。この3機種すべてAndroid OSは、最新のAndroid 5.0 Lollipopを採用していることも大きな魅力になっています。
 このgooのスマホの登場が影響したわけではないでしょうが、それまでSIMフリー格安スマホに積極だった中国メーカー(HUAWEI、ASUS)は、ゲームなどをメインで楽しむハイエンド寄りの格安スマホを発売するようになっています。ゲームをやりこまない一般ユーザには、あまり関係のない端末です。ちなみに、gooのスマホは、格安SIMのOCNモバイルONEとセット販売なっていますが、同梱している格安SIMは開通(契約)しなくてもいいようなので、格安SIMをすでに契約しているユーザでもお買い求めできるものです。
 それまでの1万円クラスの格安スマホは、カメラがおもちゃ同然のものだったり、怪しいアプリ(説明不足で怪しくみえてしまう)があったりと、あまりユーザ本位の代物ではありませんでした。gooのスマホが登場して、がらりと格安スマホ状況も様変わりしてしまったと思います。gooのスマホを軸として、格安スマホ選びをすれば間違いが少ないと言えるでしょう。
 2015年の春ぐらいから、国内メーカー製の格安スマホも3万円台から発売されるようになりましたので、あとはユーザの好みで選ぶことができるようになっています。2014年ごろまでは、LTE対応の格安スマホでも、3万円台でしたから無理なく通信費を節約することができるようになりました。
 格安SIMを運用するには、筆者の使い方ですとg02(グーマルニ)がいいのではないかと考えています。一般的な使い方で過不足ない性能で、カメラ(800万画素です)もあまり使わないので格安SIMでデータ通信を軽くこなすのであれば、これで充分だと言えます。
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※g02の本体画像が大きめになっています。ご迷惑をおかけします。